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無料VPNおすすめ8選!容量・台数・日本サーバーと安全性の見分け方

無料VPNおすすめ8選!容量・台数・日本サーバーと安全性の見分け方

無料で使えるVPNはどれがいい?

無料のVPNって大丈夫なの?

0円のまま使い続けるなら、まずProton VPNの無料プランが候補です。通信量は無制限、広告なし、接続先は日本を含む10か国で、使えるのは1台です。スマホとパソコンなど複数の端末で使うなら、メール確認で月10GB・台数無制限になるWindscribeが向きます。

無料のVPNが危険と指摘されるのは、全通信を預けるアプリの中に、広告や利用者データの共有で運営費をまかなうものや、暗号化が不十分なものがあるからです。運営会社・ログ方針・公式アプリの提供元を確かめられるサービスを選び、ネットバンキングなど重要な通信には使い分ければ、無料でも用途を限って使えます。

この記事の結論
  • まず選ぶならProton VPN Free(容量無制限・広告なし・日本を含む10か国・1台)
  • 複数端末ならWindscribe(メール確認で月10GB・台数無制限・日本の接続先なし)
  • 登録なしで試すならhide.me(容量無制限・1台)やPlanet VPN(容量無制限・5か国)
  • 無料VPNの危険は「全通信を預ける相手」の問題。運営元・ログ方針・ストアの提供元名で見分ける
  • カスペルスキーVPNとSurfsharkは期間限定の無料体験。期限後は有料プランに切り替わる
運営・編集情報
サブスクラボ 柏倉元太
柏倉元太

株式会社オークス代表:柏倉元太。本記事は各サービスの公式資料を基に、仕様・利用条件・設定手順を整理しています。

続きはこちら

設定を試す際は利用端末を、サービスを比較する際は契約条件を確認してください。

目次
当サイトのおすすめVPNベスト3
  1. ProtonVPN:スイスのProton AGが運営。有料プランは140か国以上のサーバーに10台まで同時接続でき、無料プラン(1台・10か国)もあります。リンク先の2年プランは70%割引の月374円相当(初回24か月8,976円、以降12か月10,488円で更新)。30日間返金保証つき。
  2. NordVPN:225都市以上にサーバーを置き、1契約で10台まで接続できるVPN。ベーシックの2年プランは月580円相当(初回27か月15,660円・税別、以降1年21,960円で更新)。30日間返金保証つき。
  3. MillenVPN:日本のアズポケット株式会社が運営。2年プランは月396円(税込)相当から、同時接続は台数無制限。設定や問い合わせを日本語で進められ、サブスクプランは30日間返金保証の対象です。

より詳しく知りたい方は「VPN15サービスを比較!無料・有料の違いと選び方を解説」をご覧ください。

無料VPNおすすめ8選の比較

無料VPNの容量と台数を示した図解

期限なしで0円のまま使える無料プランがある8サービスを、無料プラン同士の条件で比べました。どのサービスも容量・台数・接続先のどれかに制限があり、容量が無制限のサービスは台数が1台、台数が無制限のサービスは容量が月2〜10GBという分かれ方です。

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VPN(2026年9月時点)月間容量同時接続接続先日本の接続先広告ログ方針有料版(長期プラン)
Proton VPN無制限1台10か国から自動選択あり(自動選択)なしノーログPlus 2年10,536円(月439円)
Windscribe月2GB(メール確認で10GB)無制限(共有は禁止)10か国なしなし利用者に結び付くログを残さないPro 年US$69(月US$5.75)
hide.me無制限(速度は有料版より制限)1台8ロケーション無料ページに記載なしなしノーログ(独立監査)26か月US$69.99(月US$2.69)
TunnelBear月2GB制限なし国の選択は有料版の項目無料での可否は記載なし公式に記載なし接続元IP・閲覧先を保存しない3年US$120(月US$3.33)
Planet VPN上限なし公式に記載なし(Premiumは10台)5か国6拠点なし公式に明記なし(Premiumの特長に「広告なし」)ノーログ方針4年US$95.52(月US$1.99)
VPN Gate一律の上限なし台数のプランなしボランティアサーバー(取得時3,020台)あり(多数)記載なし接続ログを最低3か月保管有料版なし
Hotspot Shield Basic料金ページは「Unlimited」、ヘルプは「制限あり」1台ヘルプでは5つの仮想ロケーション(米国IP)なしAndroid版は広告表示no logs(料金ページ)Premium 初年度US$29、更新US$95.99/年
Avira Phantom VPN月500MB(登録で1GB)公式に記載なし公式に記載なし公式に記載なし公式に記載なしノーログ方針Pro 年6,895円

「公式に記載なし」は、無料プランについての説明が公式ページに見当たらなかった項目です。米ドル表示の有料版は税別で、円換算は三菱UFJ銀行の9月24日の公表相場(1ドル=158.01円)で計算しています。

用途ごとに選ぶと、候補は次のように絞れます。

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使い方向いている無料VPN理由
公衆Wi-Fiでスマホ1台を守るProton VPN容量無制限・広告なしで、接続先に日本を含む
スマホとパソコンを同時に守るWindscribe・TunnelBear台数の制限がない(容量は月10GB・月2GB)
アカウントを作らずに試すhide.me・Planet VPN登録不要で容量無制限
日本のIPアドレスが必要Proton VPN・VPN GateProtonは自動選択の10か国に日本を含み、VPN Gateは日本のサーバーが多数稼働

評価バーは筆者の主観ではなく、次の評価基準に無料プランの公式値を当てはめて算出しました。無料プランには返金の仕組みがないため返金保証の軸は使わず、国数や台数が公式に書かれていない軸は表示していません。

スクロールできます
軸点数の区分この記事での扱い
料金常設無料のみ=100。有料は長期プランの月額換算で400円以下=100/401〜600円=85/601〜900円=70/901〜1,300円=55/1,301円以上=408サービスとも無料プランのため100
接続先の国・地域数100以上=100/60〜99=85/30〜59=70/10〜29=55/9以下=40無料プランで使える国数。拠点数だけの場合は算出しない
同時接続台数無制限=100/10台以上=90/7〜9台=80/5〜6台=70/1〜4台=50無料プランの台数
返金保証45日以上=100/30〜44日=85/14〜29日=60/14日未満・なし・対象外=30無料プランには適用しない

8サービスの選定基準は、期限なしの無料プランがあり、無料プランの条件が公式ページに書かれていることです。並び順は、日本の接続先・容量・広告なしの3条件を満たす数と、運営会社・ログ方針が公式に書かれているかで決めています。

1. 無料枠に日本を含む10か国がある「Proton VPN」

ProtonVPN
メリット
  • 無料でも通信量無制限・広告なし
  • 無料の接続先に日本を含む10か国がある
デメリット
  • 無料版は1台のみで、国を自分で指定できない
  • 無料版はストリーミング向け機能の対象外

Proton VPNは、暗号化メール「Proton Mail」を提供するスイスのProton AGが運営するVPNです。無料プランは通信量無制限・広告なし・ノーログで、無料版の運営費は有料ユーザーの料金で支えられています。

無料プランの接続先は、オランダ・日本・ルーマニア・ポーランド・ノルウェー・スイス・シンガポール・メキシコ・カナダ・米国の10か国です。国は自分で指定できず、アプリが自動で選びます。サーバーを変えると、1回目は45秒、2回目以降は10分の待ち時間があります。

無料版の同時接続は1台で、速度は「Medium」、ストリーミング向けの機能は有料プランだけです。Windows・macOS・Android・iPhone/iPad・Linuxのアプリと、ChromeとFirefoxの拡張機能に対応しています。有料のVPN Plusは2年プランが初回10,536円(月439円相当)、更新は12か月ごと10,488円で、149か国・10台に広がります。返金は初回購入から30日以内に、解約と返金申請の両方をした場合が対象です。

項目Proton VPN
無料プランの月間容量無制限
無料プランの接続先10か国から自動選択(日本を含む)
無料プランの同時接続1台
有料版(VPN Plus)2年10,536円(月439円)/更新10,488円/12か月
有料版の接続先・台数149か国・10台
Proton VPN(無料枠)
料金(無料枠)
100
接続先の国数(無料枠)
55
同時接続(無料枠)
50
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2. メール確認で月10GB・台数無制限になる「Windscribe」

Windscribe
メリット
  • 1アカウントで端末数の制限がない
  • メール確認で月10GBまで使える
デメリット
  • 無料の10か国に日本が含まれない
  • 有料版の返金は7営業日以内・10GB未満などの条件付き

Windscribeは、カナダ・トロントのWindscribe Limitedが運営するVPNです。無料プランはメールアドレスを登録しなければ月2GB、メール確認をすると月10GBまで使え、1アカウントで端末数の制限がありません。

無料の接続先は米国・カナダ・英国・香港・フランス・ドイツ・オランダ・スイス・ノルウェー・ルーマニアの10か国で、日本のサーバーは有料のProだけです。有料ユーザーの料金で運営しているため、無料プランにも広告ネットワーク・アクティビティログ・トラッキングを入れていません。広告やトラッカーのドメインを遮断する「R.O.B.E.R.T.」も無料で使えます。

台数無制限でも、アカウントを他人と共有することは禁止です。有料のProは年額US$69(月US$5.75、約909円)、月払いUS$9.00です。利用規約の返金は初回支払いに限られ、開始から7営業日以内かつ通信量10GB未満で、技術的な問題が解決しない場合が対象になります。

項目Windscribe
無料プランの月間容量月2GB(メール確認で10GB)
無料プランの接続先10か国(日本なし)
無料プランの同時接続無制限(アカウント共有は禁止)
有料版(Pro)年US$69(月US$5.75)/月払いUS$9.00
有料版の返金初回のみ7営業日以内・10GB未満
Windscribe(無料枠)
料金(無料枠)
100
接続先の国数(無料枠)
55
同時接続(無料枠)
100

3. 登録不要で通信量無制限・広告なしの「hide.me」

Hide.me VPN
メリット
  • 無料でも通信量が無制限
  • 無料版も広告なし・24時間サポート対象
デメリット
  • 無料版は同時接続1台
  • 無料の8ロケーションの国名が公式ページに書かれていない

hide.meは、eVenture Limitedが運営するVPNです。無料版は登録不要で通信量が無制限、広告やトラッカーもなく、無料ユーザーも24時間サポートを受けられます。

無料版の制限は、同時接続1台・8ロケーション・有料版より遅い速度の3点です。8ロケーションの国名は無料ページに書かれていないため、日本など特定の国が必要な用途ならProton VPNやVPN Gateを先に比べます。プライバシーポリシーではノーログ方針を示し、独立した監査を受けたと公表しています。

有料プランは26か月(24か月+2か月)でUS$69.99(月US$2.69、約425円)、12か月+1か月でUS$54.99、1か月でUS$11.99です。付加価値税が加算される場合があり、同じ価格・同じ期間で自動更新されます。返金保証は30日間です。

項目hide.me
無料プランの月間容量無制限(速度制限あり)
無料プランの接続先8ロケーション
無料プランの同時接続1台
有料版26か月US$69.99(月US$2.69、税別)/1か月US$11.99
有料版の返金保証30日
hide.me(無料枠)
料金(無料枠)
100
同時接続(無料枠)
50

4. 月2GBの無料枠で端末数の制限がない「TunnelBear」

TunnelBear
メリット
  • 無料でも同時接続台数の制限がない
  • 保存するデータの項目をプライバシーポリシーで列挙
デメリット
  • 無料プランは月2GBまで
  • 返金は公式サイトで購入した年額プランの初年度に限られる

TunnelBear(トンネルベアー)は、TunnelBear LLCが運営するVPNです。無料プランは月2GBまでで、同時接続台数は無料・有料とも制限がありません。

月2GBは、メールやニュースサイトの閲覧を暗号化する使い方なら試せる量です。動画を再生すると短時間で上限に届くため、動画用途には向きません。プライバシーポリシーには、接続時の元IPアドレスや閲覧したサイトを保存しない一方、OSとアプリのバージョン、当月の通信量は保存すると項目ごとに書かれています。

有料のUnlimitedは47か国に接続でき、日本のサーバーもあります。国の選択は料金ページで有料版の項目として記載されており、無料版で国を選べるかは書かれていません。料金は3年US$120(月US$3.33、約526円)、1年US$69.99、1か月US$10.99です。利用規約の返金は、公式サイトで直接購入した年額プランの初年度に限り購入から30日以内が対象で、月額プランやiOS・Google Play経由の購入は対象外です。

項目TunnelBear
無料プランの月間容量月2GB
無料プランの同時接続制限なし
有料版(Unlimited)3年US$120(月US$3.33)/1年US$69.99/1か月US$10.99
有料版の接続先47か国
有料版の返金公式サイト購入の年額プラン初年度のみ30日
TunnelBear(無料枠)
料金(無料枠)
100
同時接続(無料枠)
100
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5. 登録不要で通信量の上限がない「Planet VPN」

Planet VPN
メリット
  • 登録不要で通信量・時間の上限がない
  • Windows・macOS・Linux・Android・iOSとブラウザ拡張に対応
デメリット
  • 無料の接続先は5か国6拠点で日本を含まない
  • 無料版の同時接続台数が公式に書かれていない

Planet VPNは、アカウント登録やメールアドレスの入力なしで使い始められる無料VPNです。無料版には通信量・時間・帯域幅の制限がありません。

無料で使える接続先は米国・英国・オランダ・ドイツ・フランスの5か国6拠点です。日本のサーバーは有料のPremiumの国一覧にはありますが、無料枠には含まれません。海外から日本のサービスを使う目的には向かず、公衆Wi-Fiで通信を暗号化する使い方が中心になります。

アプリはWindows・macOS・Linux・Android・iOS向けと、Chrome・Firefox・Opera・Edgeの拡張機能があります。ストアでの提供元の表示は、App Storeが「FREE VPN PLANET S R L」、Google Playが「Free VPN Planet」です。有料のPremiumは4年プランがUS$95.52(月US$1.99、約314円)、1か月プランがUS$9.99で、同時接続は最大10台です。Premiumの特長に「広告なし」を挙げている一方、無料版の広告表示は明記されていません。返金ポリシーのページは取得時に表示されなかったため、購入する場合は注文画面の返金条件を読んでから申し込みます。

項目Planet VPN
無料プランの月間容量上限なし
無料プランの接続先5か国6拠点(日本なし)
無料プランの同時接続公式に記載なし
有料版(Premium)4年US$95.52(月US$1.99)/1か月US$9.99
有料版の同時接続10台
Planet VPN(無料枠)
料金(無料枠)
100
接続先の国数(無料枠)
40
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6. 筑波大学の学術実験として無料公開される「VPN Gate」

VPN Gate
メリット
  • 料金がかからず、一律の容量上限がない
  • 日本のボランティアサーバーが多数稼働している
デメリット
  • VPN接続ログを最低3か月保管する
  • サーバーの数や場所は提供者の稼働状況で変わる

VPN Gateは、筑波大学における学術的な研究を目的とした実験サービスで、ソフトイーサ株式会社との共同研究として運営されています。企業が提供する商用VPNではありません。

接続先は世界のボランティアが提供するVPN中継サーバーで、取得時点では3,020台が稼働していました。台数や国は提供者の稼働状況で日々変わります。接続方式はSSL-VPN(SoftEther)・L2TP/IPsec・OpenVPN・MS-SSTPに対応し、専用アプリはありません。スマートフォンではOS標準のVPN設定やOpenVPNアプリから接続します。

ログの扱いは、ほかの無料VPNと大きく異なる点です。不正利用対策の説明のとおり、VPN接続の開始・終了の記録を集約して最低3か月保管し、サーバーごとの運営者も独自にログ方針を掲示しています。ノーログを前提に選ぶサービスではないため、ログインや個人情報の入力を伴う通信にはProton VPNなど運営会社のログ方針が明確なサービスを使い分けます。

項目VPN Gate
料金無料(学術実験)
容量一律の上限なし
接続先ボランティアサーバー(取得時3,020台)
接続方式SoftEther・L2TP/IPsec・OpenVPN・MS-SSTP
ログVPN接続ログを最低3か月保管
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7. 無料版Basicは1台で使う「Hotspot Shield」

Hotspot Shield
メリット
  • アカウントなしで無料版Basicを使い始められる
  • Premiumは公式サイト購入なら45日間の返金保証
デメリット
  • Basicは1台のみでAndroid版は広告表示
  • Basicでは動画サービスがPremiumへの案内画面になる

Hotspot Shieldには、無料版の「Basic」と有料版の「Premium」があります。Basicはアカウントなしで使い始められる代わりに1台までで、Android版はブラウザ上部に広告が表示されます。

Basicの容量と接続先は、公式ページの間で表記が一致していません。料金ページは通信量を「Unlimited」、接続先を1ロケーションとし、Basicのヘルプ記事はデータと速度に制限があり米国のIPアドレスのみとしています。Netflixなどの動画を開くと、BasicではPremiumへの案内画面になります。容量を重視するなら、Proton VPNやhide.meを先に比べるのが確実です。

Premiumは初年度US$29(月あたりUS$2.42、約382円)で、2年目からUS$95.99/年で自動更新されます。公式サイトで直接購入した場合は最初の45日以内が全額返金の対象です。

項目Hotspot Shield
Basicの月間容量料金ページは「Unlimited」、ヘルプは「制限あり」
Basicの接続先ヘルプでは5つの仮想ロケーション(米国IP)
Basicの同時接続1台
有料版(Premium)初年度US$29、更新US$95.99/年
有料版の返金公式サイト購入で45日
Hotspot Shield(無料枠)
料金(無料枠)
100
同時接続(無料枠)
50
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8. 月500MB(登録で1GB)の無料枠がある「Avira Phantom VPN」

Avira Phantom VPN
メリット
  • 登録すると無料で月1GBまで使える
  • 有料版は年額プランに60日の返金期間がある
デメリット
  • 無料の容量は月500MB〜1GBと少ない
  • 無料版の台数・接続先が公式に書かれていない

Avira Phantom VPNは、セキュリティソフトのAviraが提供するVPNです。無料版は月500MBで、Aviraアカウントを登録すると月1GBまで使えます。

8サービスの中で最も容量が小さく、動画には向きません。外出先の公衆Wi-Fiで、ログインやメールの確認など短い時間だけ通信を暗号化する使い方が中心です。無料版の同時接続台数と接続先は公式ページに書かれていません。

有料のPhantom VPN Proは年額6,895円(月あたり約575円)、月額919円で、36か国・1,400台のサーバーに接続できます。Proの返金は、年額プランが支払いから60日以内、月額プランが初回購入から14日以内です。

項目Avira Phantom VPN
無料プランの月間容量月500MB(登録で1GB)
無料プランの接続先・台数公式に記載なし
有料版(Pro)年6,895円/月919円
有料版の接続先36か国・1,400台
有料版の返金年額60日・月額14日

無料のVPNは大丈夫?危険と指摘される理由

無料VPNが無料で提供できる2つの仕組みを示した図解

無料のVPNがすべて危険なわけではありません。問題は、VPNアプリが端末の全通信を扱う立場にあるのに、誰が・どんな収入で運営しているか分からないアプリが混ざっている点です。公的機関と大学の資料から、危険と指摘される理由を具体的に整理します。

無料で提供できる仕組みは2通り

VPNはサーバーと回線の費用がかかるため、無料で提供するには別の収入源が要ります。仕組みは大きく2通りです。

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仕組み運営費の出どころこの記事の例
有料プランが無料版を支える有料ユーザーの料金。無料版は機能を絞って有料版へ案内するProton VPN(有料ユーザーが無料版を支えると明記)、Windscribe(無料版に広告ネットワークを入れないと明記)
広告・データで収入を得るアプリ内広告の販売や、利用者情報の第三者との共有FTCが無料VPNアプリの一部の収益源として指摘

前者は運営会社が有料版を売っているため、無料版の条件も料金ページやポリシーに書かれています。後者のアプリは無料版の説明が少なく、プライバシーポリシーに第三者への提供が書かれているのが見分ける手がかりです。

VPNアプリに全ての通信を預けることになる

米国の連邦取引委員会(FTC)は、VPNアプリについての解説で、VPNアプリを使うことはインターネット通信のすべてを傍受する許可をアプリに与えることだと説明しています。VPNは通信の中身をプロバイダーや公衆Wi-Fiの運営者から隠しますが、信頼する相手がVPNの提供者に移るだけで、完全な匿名になるわけではありません。

同じ解説でFTCは、無料のVPNアプリの中にはアプリ内の広告販売や、利用者の情報を第三者と共有することで成り立っているものがあると指摘し、利用前に利用規約とプライバシーポリシーで第三者に渡す情報を確認するよう勧めています。

281アプリの調査で見つかった問題

ミシガン大学などの研究チームは、Google Playで人気のAndroid向けVPNアプリ281本を独自の検査手法(MVPNalyzer)で調べ、2026年のセキュリティ国際会議NDSSで発表しました。ミシガン大学工学部の発表にある主な結果は次のとおりです。

  • 29本がDNSやブラウザの通信をVPNの外に漏らしていた
  • 61本が設定ファイルや位置情報を含む通信を、暗号化せずに、またはトンネルの外で送っていた
  • 76本が広告IDなどの端末識別子を第三者へ送り、端末の追跡を可能にしていた
  • 設定ファイルを入手できた108本のうち107本が、推奨される設定・暗号化の基準を満たしていなかった

281本のうち、名前が公表されたのは問題のあったアプリの一部です。ストアの評価やダウンロード数だけでは中身の安全性は分からないため、運営会社・ログ方針・監査の情報を公開しているサービスを選ぶことが、こうした問題を避ける手がかりになります。

公衆Wi-Fiで使うときの注意

情報処理推進機構(IPA)の「公衆無線LAN利用に係る脅威と対策」(2016年3月)は、暗号化されていないフリーWi-Fiでは通信内容が盗聴されるおそれがあるとして、VPN通信の利用を勧める資料です。VPNを使えない場合は、IDやパスワード、クレジットカード番号など第三者に知られて困る情報を入力しないことを対策に挙げています。

無料VPNには容量の上限があるため、上限に達するとVPNが切れたまま通信が続く場合があります。ネットバンキングや決済は、残り容量が十分なときに、ログ方針を公開しているサービスで行いましょう。

安全な無料VPNの選び方

安全な無料VPNの確認5項目を示した図解

無料VPNは、次の5項目を順に確かめると候補を絞り込めます。上の8サービスの比較表も、この5項目に沿った内容です。

  • 期限なしの無料プランか、期間限定の無料体験か
  • 月あたりのデータ量の上限
  • 同時接続台数と、接続できる国(日本を含むか)
  • ログ方針・広告・運営会社がポリシーに書かれているか
  • インストールするアプリの提供元が運営会社と一致するか

「無料」の3つの形を区別する

「無料VPN」と紹介されるサービスには、料金の仕組みが違う3つの形があります。期限が来ると料金が発生するものを常設の無料プランと同じ感覚で使うと、意図しない請求につながります。

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形料金が発生するタイミング例
常設の無料プラン発生しない(容量・台数・接続先に制限)Proton VPN Free、Windscribe、hide.me、TunnelBear、Planet VPN、Avira、Hotspot Shield Basic、VPN Gate
期間限定の無料体験体験期間の終了後に選んだ有料プランへ移行カスペルスキーVPN(英語公式は7日間)、Surfshark(7日間)
返金保証付きの有料プラン申込時に全額を支払い、期間内に申請すると返金NordVPN(30日)、Proton VPN Plus(30日)

返金保証は「一度払ったお金が戻る条件」であり、無料ではありません。購入経路(公式サイト・App Store・Google Play)や利用量で対象外になる例があり、TunnelBearはストア経由の購入を、Windscribeは10GB以上使った場合を返金の対象から外しています。

データ量の上限から選ぶ

月あたりの通信量は、無料プラン同士でも差が大きい項目です。8サービスでは、Avira Phantom VPNの月500MB(登録で1GB)から、Proton VPN・hide.me・Planet VPNの上限なしまで分かれます。

メールやWeb閲覧が中心なら、月2GBのTunnelBearや月10GBのWindscribeでも試せます。動画やアプリの更新まで通すと上限に届きやすいため、容量無制限の無料枠か有料プランが候補です。WindscribeはX(旧Twitter)への投稿で5GB、友人紹介で1GBを追加できます。

同時接続台数と接続先の国から選ぶ

スマートフォンとパソコンを同時に守るなら台数を見ます。Proton VPN・hide.me・Hotspot Shield Basicの無料版は1台、WindscribeとTunnelBearは台数の制限がありません。台数無制限は、アカウントを他人と共有してよいという意味ではない点に注意します。

接続先は、無料プランだと5〜10か国です。日本を含むのはProton VPN Free(自動選択)だけで、VPN Gateは日本のボランティアサーバーが多数稼働中です。hide.meの「8ロケーション」のように国数が書かれていない場合、国の数には置き換えずに比べます。

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ログ方針・広告・運営会社をポリシーで確かめる

無料VPNを選ぶときは、プライバシーポリシーと利用規約で次の3点を読むのが基本です。

  • ログ方針:閲覧先や接続元IPアドレスを記録するか、何を何日保管するか
  • 広告とデータの扱い:無料版に広告を表示するか、第三者へ情報を渡すか
  • 運営会社:会社名と所在国が書かれているか

「ノーログ」と書かれていても、保存する項目はサービスごとに違い、TunnelBearは元IPアドレスや閲覧先を保存しない一方、OS・アプリのバージョンと当月の通信量は保存すると列挙しており、VPN Gateは接続ログを最低3か月保管します。ノーログポリシーの読み方は、次の記事で詳しく解説しました。

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公式アプリの提供元を確かめる

アプリストアで「無料VPN」と検索すると、名前の似たアプリが並びます。インストールする前に、アプリ名の下にある提供元(デベロッパー)の名前が運営会社と一致するかを確かめます。8サービスの提供元の表示は次のとおりです。

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サービスApp Storeの提供元Google Playの提供元
Proton VPNProton AGProton AG
WindscribeWindscribe LimitedWindscribe
hide.meEVENTURE LTD.eVenture Limited
TunnelBearTunnelBear, LLCTunnelBear, LLC
Planet VPNFREE VPN PLANET S R LFree VPN Planet
Hotspot ShieldAnchorFree, LLCAnchorfree LLC
Avira Phantom VPNAvira Holding GmbH & Co. KGAVIRA
VPN Gate専用アプリなし(OS標準のVPN設定やOpenVPNアプリで接続)専用アプリなし

※2026年9月時点

名前が似ていても提供元が違う例は、実際にあります。App Store(日本)で「avira phantom vpn」と検索すると、Avira公式のアプリのほかに提供元が異なる「Phantom Unlimited Pro VPN」(MARIOBUDPOSTACH, TOV)が表示されます。Google Playには「Atlas VPN」という名前のアプリがありますが、提供元はMds Digital Art Ltd.で、2024年4月に終了したAtlas VPN(NordVPNと同じNord Securityグループ)とは別のアプリです。このアプリのストアページは、広告の表示と、データセーフティ欄の「データは暗号化されません」を示しています。

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無料体験・返金保証で試せる有料VPN

無料プランでは容量や接続先が足りない場合、期間限定の無料体験か、返金保証付きの有料プランで試す方法があります。どちらも期間が終わると料金が発生する点が、常設の無料プランとの違いです。

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VPN無料で試す方法長期プランの月額換算初回の請求額更新時返金保証同時接続
カスペルスキーVPN体験版(日本公式は期間の記載なし、英語公式は7日間)247.5円(5台3年、税込)8,910円(税込)1年プランは3,300円/年(税込)30日5台
Surfshark7日間の無料トライアル(12・24か月プラン、期間中は3台)388円(Starter 27か月、税別)10,476円(税別)12,447円/年(税別)30日(初回のみ)無制限
NordVPN無料プラン・無料体験なし580円(ベーシック27か月、税別)15,660円(税別)21,960円/年(税別)30日10台
Proton VPN Plus常設のFreeあり439円(2年)10,536円10,488円/12か月30日10台

※2026年9月時点

無料体験は、期間中に解約しなければ選んだプランの料金が自動で請求されます。返金保証は先に全額を支払い、期間内に申請した場合に返金される仕組みです。Surfsharkは更新時の支払いを返金の対象外とし、NordVPNは初回購入から30日以内のサポートへの申請を条件にしています。

無料プランで必要な国や容量が足りない場合は、有料VPNとの比較が次の選択肢です。月額換算は長期プランを一括で払った場合の金額で、1か月プランはNordVPN 2,280円・Surfshark 2,548円(いずれも税別)と大きく変わります。初回の請求額と更新時の金額を並べると、2年目以降の負担まで見通せるのが利点です。

返金保証や無料体験で試せるVPNは、次の記事で条件を比べています。

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期間限定の無料体験がある「カスペルスキーVPN」

カスペルスキーVPNセキュアコネクション
メリット
  • 5台3年プランの月額換算が247.5円(税込)
  • 30日間の返金保証とルーター用VPNがある
デメリット
  • 日本公式サイトに常設の無料版の案内がない
  • 体験版の期間が日本公式サイトに書かれていない

カスペルスキーVPNは、日本の製品ページと価格表に「無料で試す」体験版と有料プランの案内があり、常設の無料版はありません。英語の公式サイトは7日間の体験版を案内しています。

有料版は5台まで使え、価格表では5台3年プランが8,910円(税込、月あたり247.5円)、1年プランが3,130円(更新時3,300円)、1か月プランが340円です。サーバーは120か所以上・6,000台以上で、Windows・macOS・Android・iOSとルーター用の設定があります。返金保証は30日間です。体験版を申し込む場合は、終了日と終了後に請求されるプランの金額を申込画面で控えておくと、意図しない更新を防げます。

項目カスペルスキーVPN
常設の無料版日本公式サイトに案内なし
無料体験日本公式は期間の記載なし/英語公式は7日間
有料版5台3年8,910円/1年3,130円(更新3,300円)/1か月340円(税込)
接続先120か所以上・6,000台以上
返金保証30日
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無料VPNに関するよくある質問

無料のVPNはどれがいいですか?

1台で使うなら、通信量無制限・広告なしで日本を含む10か国に接続できるProton VPNの無料プランです。スマホとパソコンを同時に使うなら、メール確認で月10GB・台数無制限のWindscribeが向きます。アカウントを作らずに試すならhide.me(1台・容量無制限)やPlanet VPN(5か国・容量無制限)が候補です。

無料のVPNは安全ですか?

無料か有料かでは決まらず、運営元と収入の仕組みが分かれ目です。FTCは、VPNアプリには全通信を傍受する権限を与えることになるとして、利用規約とプライバシーポリシーで第三者への情報提供を確かめるよう勧めています。運営会社・ログ方針・広告の有無が公式に書かれ、ストアの提供元名が運営会社と一致するアプリを選びます。VPNはフィッシングや端末のウイルス感染までは防ぎません。

無料VPNを使うのは違法ですか?

日本では、IPAが公衆無線LANの対策としてVPNの利用を勧めており、通信を暗号化する目的で使うことは基本的なセキュリティ対策です。一方、動画配信サービスは利用規約で視聴地域を定めており、NetflixはVPN経由だと表示される作品が限られます。中国では、国際接続の暫定規定第6条が国の公用電信網の国際出入口回線以外を使った国際接続を禁じる内容です。

登録なしで使える無料VPNはありますか?

hide.meとPlanet VPNは、アカウント登録なしで容量無制限の無料版を使えます。Hotspot ShieldのBasicもアカウントなしで始められますが、1台まででAndroid版には広告が表示されます。Windscribeはメールを登録しなくても月2GBまで使え、Proton VPNの無料プランはアカウントの作成が必要です。

無料VPNで日本のサーバーに接続できますか?

8サービスの無料プランでは、Proton VPN Freeの10か国に日本が含まれます。ただし接続先は自動で選ばれるため、日本を指定して接続することはできません。VPN Gateは日本のボランティアサーバーが多数稼働しています。Planet VPNとWindscribeの無料版の接続先に日本はありません。

無料VPNでNetflixの海外版は見られますか?

VPN接続中のNetflixでは、世界的なライセンスを持つ作品しか表示されない場合があり、広告つきプランとライブイベントはVPN経由では視聴できません。Proton VPNの無料プランはストリーミングの対象外で、Hotspot ShieldのBasicでは動画がPremiumへの案内画面になります。

無料VPNは有料VPNより遅いですか?

回線や時間帯、接続先との距離で変わるため、一律の数値では比べられません。hide.meの無料版は有料版より速度を抑え、Proton VPNの無料版の速度は「Medium」、有料版は10Gbpsサーバーを使えます。無料版で普段の用途(動画・通話など)を試し、遅ければ無料体験や返金保証で有料版と比べるのが近道です。

スマホでも無料VPNは使えますか?

Proton VPN・Windscribe・hide.me・TunnelBear・Planet VPN・Avira・Hotspot ShieldはiPhoneとAndroidのアプリを提供しています。インストール前に、ストアの提供元名が運営会社と一致するかを確かめます(例:Proton VPNは「Proton AG」、TunnelBearは「TunnelBear, LLC」)。VPN Gateは専用アプリがなく、OS標準のVPN設定やOpenVPNアプリで接続する方式です。

無料VPNは用途と端末数で選ぼう

無料VPNは用途と端末数で選ぼう

無料プランには、容量・台数・接続先のどれかに必ず制限があります。次の行動を、使い方ごとに整理しました。

この記事のまとめ
  • 公衆Wi-Fiでスマホ1台を守るなら、Proton VPN Freeを入れて日常の通信量で試す
  • 家族や複数端末で使うなら、Windscribeでメール確認をして月10GBに増やす
  • 月10GBでも足りない、日本のサーバーを指定したい場合は、返金保証付きの有料プランへ切り替える
  • インストール前に、ストアの提供元名が運営会社と一致するかを確かめる
  • ネットバンキングや決済は、ログ方針を公開しているサービスで容量に余裕があるときに行う

期間限定の無料体験で使えるVPNは、次の記事でも比較しています。

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