VPN Gateの特徴やメリットが知りたい!
VPN Gateの評判や向いている人は?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
「VPN Gateの特徴や評判が知りたい」と考えていませんか?
VPN Gateの料金などの基本情報やメリット・デメリットなどについて知りたいですよね。
そこで今回は特徴や口コミから、利用するのに向いている人や使い方まで紹介していきます。
- 「VPN Gate」は完全な初心者が利用するのは危険
- 無料かつボランティアのVPNである
- Webやネットワーク回線に強い人に向いている
VPNラボは、Webマーケティング会社「株式会社オークス」を運営する、げんたが監修しています。VPNの使用歴は約3年。これまで20カ国以上旅をしながらVPNを使用。
それでは早速見ていきましょう!
VPN Gateとは?
VPN Gateは筑波大学が研究用途で、ボランティアで運営しているVPNサービスです。
誰もが無料で利用できるVPNサービスで、ユーザー登録の必要も無いので非常に手軽に利用ができます。
しかし有料のVPNと比較するとセキュリティ面や通信速度が一歩及んでいないことは事実なため、使い分けが必要です。
基本情報は以下の通り。
要素 | VPN Gateでの有無 |
---|---|
設立国 | 日本 |
サーバー設置数 | 8,000台以上(サーバー提供者による) |
同時接続デバイス数 | 5台 |
最安値/月 | 無料 |
日本語対応 | ○ |
アプリ | Windows/MacOS |
支払い方法 | ー |
お試し期間 | ー |
※2024年11月時点
筑波大学が提供するボランティアVPN!
VPN Gateは日本の国立筑波大学が学術実験プロジェクトとして、ボランティアで運営しているサービスです。
筑波大学が以下の3つの問題を解決するためにVPN Gateを用いて研究を進めています。
- SNSがサイトへのアクセスがファイアウォールによってブロックされる
- インターネット上のやり取りがIPアドレスを通じて特定されてしまうリスクがある
- 喫茶店や空港などの公衆無線LANが盗聴されてしまう
VPN Gateを利用することで、海外での情報発信が安全になることは大きな特徴の1つです。
また筑波大学の研究を手助けし、日本のVPN技術を向上させることにも繋がっています。
VPN Gateの料金・特徴
VPN Gateのプラン料金は、永年無料です。
またVPN Gateの特徴については以下の通り。
- 永年無料で利用できる
- 筑波大学が運営している
- ボランティアでサーバー提供されている
VPN Gateの最も大きな特徴は、筑波大学が学術実験プロジェクトとして運営している点です。
また研究用途で使用されていることに加えて、サーバーがボランティアによって提供されており、サーバー台数は8,000台以上となっています。
無料プランのあるVPNは他にもありますが、自分にあったVPNを選んで使用しましょう。
セキュリティ・危険性
VPN Gateのセキュリティ面は以下の通り。
セキュリティ要素 | VPN Gateでの有無 |
---|---|
プロトコル | OpenVPN SoftEther IPsec PPTP |
暗号化 | – |
ノーログポリシー | × |
独立監査 | – |
Kill Switch(キルスイッチ) | – |
中国での使用 | △※接続サーバーによる |
ノーログポリシーについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をチェック!
セキュリティ面では、やはり有償のVPNサービスと比べて不安があります。
サポート体制も無いため、問題が発生した場合や使い方は自分で解決しなければいけないのもVPN Gateの特徴です。
また接続サーバーによって、中国国内のネット検閲を回避できるのはVPN Gateの魅力的なポイント。
しかし中国国内にいる時にVPN gateのサイト自体にアクセスできないため、中国に渡航する前にインストールをしておくことが必要です。
VPN Gateの評判・口コミ
VPN Gateの評判・口コミを紹介していきます。
今回はTwitter上でVPN Gateの口コミを集めました。
良い口コミ
まずは良い口コミを紹介します。
VPN Gateの接続サーバー数が多いとやプロジェクト自体への対する口コミが見られました。
実際に有志のサーバーが世界中に提供されているため、8,000台以上のサーバーが世界中にあります。
サーバーの選択肢が豊富なため、利用者による混雑を避けることや、万が一のトラブルがあった時のリスク分散も可能です。
悪い口コミ
悪い口コミを紹介します。
通信速度についての口コミが見られました。
無料VPNなので、細かな機能面ではまだ微妙な評価だと言えます。
機能面にこだわりたい人は、その他の有料VPNを検討してみてもいいでしょう。
VPN Gateのメリット・デメリット
- 誰でも無制限で使える
- 永年無料
- 運営団体が筑波大学という信頼性
- セキュリティ面の不安
- 通信速度が遅い
ここからはVPN Gateのメリット・デメリットを紹介していきます。
ここから自分の求める使い方にあってるのかどうかを確認してみてください。
メリット:永年無料で誰でも使える
VPN Gateのメリットは以下の通りです。
- 誰でも無制限で使える
- 永年無料
- 運営団体が筑波大学という信頼性
ユーザー登録不要、期間制限なしで無料利用できることが大きなメリットです。
またサーバーの数が多く、運営団体が非営利目的かつ、筑波大学という信頼性もあります。
デメリット:通信速度の遅さとセキュリティ面の不安
デメリットは以下の通りです。
- セキュリティ面の不安
- 通信速度が遅い
セキュリティ面での不安が一番のデメリットです。
世界中の誰もがホストになれるため、そのホストが情報を盗み出す可能性があります。
また世界中でサーバーがシェアされているため、接続できた場合でも速度が遅いことが多々あることも気になるところ。
無料のVPNサービスなので、有料のサービスと比べるとスペックが劣っているのは確かです。
そのため状況に応じて使い分けることが必要でしょう。
VPN Gateの総合評価
VPN Gateのおすすめ度は65です。
無料で使えますが、セキュリティ面の不安と利用の難しさが目立ったため、今回の評価となりました。
VPN Gateの使用が向いている人・そうでない人
VPN Gateの使用が向いている人は以下の通りです。
- Webやネットワーク回線に強い人
- 無料のVPNを利用したい人
- 利用制限がないVPNを使いたい人
VPN Gateの使用に向いている人は、ネットワークの知識がある程度ある人です。
VPN Gateはボランティアサーバーに対して自分で設定する必要があるため、Webへの知識が乏しいと厳しいものとなるでしょう。
カスタマーサポートなどが充実していれば良いのですが、ホームページのみでの対応となるため不安要素が大きいです。
そのためWebやネットワーク回線に強い人であれば、問題が起きたときに対応が可能なためVPN Gateの使用に向いていると言えます。
また上記で述べたことが問題なければ、永年無料であることが宣言されているため、無料でVPNを利用したい方にはおすすめのVPNです。
また、向いていない人は以下の通り。
- 完全な初心者
- セキュリティ面を重視する人
VPN Gateの使用に向いていない人は、セキュリティを重視する人です。
VPN Gateは無料のVPNサービスであり、有料のサービスと比べるとセキュリティ面には不安があります。
そのため使用目的によっては他VPNを検討してみた方が良いでしょう。
また完全な初心者には向いていないVPNであることも注意したいポイント。
VPN Gateは無料のサービスなので手が出しやすいですが、ネットワークの知識が必要になります。
初心者の方はサポートが充実している他VPNサービスを選ぶといいでしょう。
VPN Gateと似ているVPNサービス
VPN Gateと似ているVPNサービスは以下の通り。
- TunnelBear
- Millen VPN
順番に紹介していきます。
無料で使えてセキュリティ面も非常に高レベル「Tunnel bear」
VPN Gateと同じように無料で利用でき、セキュリティ面が非常に高レベルなことが特徴です。
また初心者でも簡単に設定ができるため、興味ある方はTunnelbearも検討してみてはいかがでしょうか。
TunnelBearについて詳しく知りたい方は「【2022】TunnelBearとは?評判・口コミから使い方まで紹介」もチェックしてみてください。
日本企業が運営するため使いやすくてリーズナブルさが魅力的「Millen VPN」
MilllenVPNは、日本のインターネット企業である「アズポケット株式会社」が運営するVPNです。
日本企業が運営するため、日本語対応が非常に充実しており、使いやすいことがポイントになっています。
またVPN Gateとは違い有料のVPNですが、2年プランだと月々396円とリーズナブルな価格で利用ができるのも特徴です。
またMillenVPNについて詳しく知りたい方は「【2022年】MillenVPNとは?評判・口コミから使い方まで紹介」をチェック!
VPN Gateの登録方法・使い方
今回はVPN Gateの登録方法と使い方について紹介していきます。
Windows10の場合とアプリを使う場合の紹介です。
Windows10で接続する場合
手順は以下の通りです。
筑波大学の「VPN Gate」のサイトを開きます。
L2TP/IPsecのアドレスをチェックします。
デスクトップにある「スタート」から「設定」を開きます。
- メニューからVPNを選択します
- VPN接続を追加していきます。
以下の情報を記入していきます。
要素 | 入力内容 |
---|---|
VPNプロバイダー | Windows(ビルトイン) |
接続名 | (DDNS名を入れる) |
サーバー名またはアドレス | (DDNS名を入れる) |
VPNの種類 | 事前共有キーを使ったL2TP/IPsec |
事前共有キー | vpn |
サインイン情報の種類 | ユーザー名とパスワード |
ユーザー名(オプション) | vpn |
パスワード(オプション) | vpn |
サインイン情報を保存する | (チェックを入れる) |
「接続」が表示されるので、クリックすればVPNに接続完了です。
アプリを使って接続する場合
アプリを使う場合は以下の手順でVPN Gateを接続できます。
VPN GateのWebサイトにアクセスして「Open VPN設定ファイル」をタップして表示します。
「DDNSホスト名が埋め込まれているovpnファイル」をダウンロード。
「Open VPN」をApple storeかGoogle storeからインストールします。
インストールが終わったらアプリを立ち上げます。
「DDNSホスト名が埋め込まれているovpnファイル」をタップ。
「ADD」ボタンで追加します。
正常にインポートができたら、「CONNECT」ボタンをタップして接続します。
IPアドレスが変更されていればVPN Gateへの接続完了です。
IPアドレスを確認したい場合には「tools.loumo.jp」にアクセスすれば確認できます。
あなたのアドレス、リモートホストなどが表示されれば設定完了です。
無料でVPNを試したいならVPN Gateを検討してみよう!
いかがでしたでしょうか?
VPN Gateについて特徴から料金プランまで徹底解説しました!
本記事で重要なことをまとめると以下の通りです。
- 「VPN Gate」は完全初心者には不向き
- 筑波大学が運営する無料のVPN
- セキュリティ面には不安がある
VPN Gateは無料VPNなため、セキュリティ面を含め、スペックに関してはもう一歩と言えます。
ただ誰でも無制限に無料で利用できる点や、筑波大学が運営しているという信頼性は良い点です。
自分の使い方に合わせて有料のVPNなど他のVPNと使い分けるといいでしょう。
またよりVPNについて詳しく知りたい方は「【2024年6月】VPNのおすすめ人気ランキング15選!無料から有料まで紹介」も合わせてご覧ください。
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