海外でも日本のテレビ番組を観たい!
何か方法はないの?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
基本的に、海外では日本のテレビ番組を視聴することができませんが、いくつかの方法を利用すれば、視聴が可能になります。
当記事では海外で日本のテレビを観る方法を紹介します。
特にVPNを利用する方法について詳しく解説しているので、海外で日本のテレビ番組を視聴したい人はぜひご覧ください。
- 海外で日本のテレビ番組を視聴したいならVPNを利用するのがおすすめ
- おすすめのVPNは「MillenVPN」
- 海外で日本のテレビ番組を観る方法には著作権法に違反するものもあるので注意
VPNラボは、Webマーケティング会社「株式会社オークス」を運営する、げんたが監修しています。VPNの使用歴は約3年。これまで20カ国以上旅をしながらVPNを使用。
海外で日本のテレビを観る手段
基本的に、海外のテレビを通じて日本の番組を視聴することはできません。
海外で日本のテレビ番組を視聴したいのであれば、以下のような方法を利用する必要があります。
- 衛星放送で視聴する
- VPNに接続して動画配信サービスで視聴する
- VLCプレイヤーを利用してIPTVで視聴する
- UBOXなどのテレビボックスで視聴する
- チューナーを利用して視聴する
特にVPNを活用した方法は、安全かつ比較的低コストなので、利用しやすい方法です。それぞれ詳しく解説します。
衛星放送で視聴する
まずは衛星放送で視聴する方法です。
衛星放送は、文字通り衛星を利用して電波を送信する放送形態のことを指します。
地上の電波塔を利用して電波を送る地上波放送と異なり、広範囲へ電波を届けることができるので、日本以外の国にいても日本のテレビ番組を視聴することが可能です。
ただし、視聴できるのはBSやCSといった衛星放送で配信されているものに限られ、地上波放送は視聴できません。
また、衛星アンテナをはじめとした専用機器の設置が必要になるほか、月額料金も割高になっています。
さらに、地域によっては視聴できないこともあるので注意が必要です。
VPNに接続して動画配信サービスで視聴する
続いてはVPNに接続して動画配信サービスを視聴する方法です。
VPNとは、インターネットなどの通信網に自分専用の仮想回線を構築する技術のことで、基本的には回線の安全性を確保するために利用されます。
一方で、企業が提供しているVPNサービスを利用する場合は、企業が各国に設置したVPNサーバーを介してVPNに接続することになるため、接続した国のIPアドレスを利用することが可能です。
そのため、日本のVPNサーバーに接続すれば、TVerをはじめとした日本でしかサービスが提供されていない動画配信サービスを利用して、日本の番組を視聴できます。
VPNは有料のものでも月額数百円から利用可能なので、低コストで日本の番組を視聴できるのがメリットです。
ただし、動画配信サービスを利用する都合上、地上波のみで放送されている番組をリアルタイム視聴することは難しいので注意しましょう。
チューナーを利用して視聴する
次に紹介するのはチューナーを利用して視聴する方法です。
日本の自宅にテレビを専用のチューナーを設置し、現地のテレビでリモート再生することで、海外でも日本の地上波放送を視聴することができます。
機器を日本に設置する必要があるため、海外に永住している場合などは利用することができません。
また、日本に設置した機器に問題があった場合、すぐに対処することが困難です。
チューナー自体も高額なものが多く、製品によっては月額料金が発生するため、コストが高めなのもデメリットといえるでしょう。
VLCプレイヤーを利用してIPTVで視聴する
海外で日本のテレビを視聴する方法として、最近はVLCプレイヤーを利用してIPTVで視聴するというものが注目されています。
IPTVとはADSLやFTTHといったブロードバンドサービスを利用して配信されるIP放送を視聴できるテレビのことです。
通常、IPTVでは動画配信サービスで提供されている動画しか視聴できません。
しかし、VLCプレイヤーというソフトウェアを利用し、ネット上に存在する日本のテレビ番組のプレイリストを再生すれば、海外でも日本のテレビ番組を視聴することが可能です。
ただし、ネット上に存在するプレイリストをアップロードする行為は、基本的に著作権法に違反している可能性が高いため、当該の方法は利用しない方が良いでしょう。
UBOXなどのテレビボックスで視聴する
続いてはUBOXなどのテレビボックスで視聴する方法です。
テレビボックスとは世界中のテレビ番組を無料で視聴できるようになる端末のことで、Amazonなどで購入できます。
月額料金などが発生しないため、端末の購入代金だけで世界中のテレビを視聴することが可能ですが、VLCプレイヤーとIPTVを利用した方法と同様、各国の著作権法に違反している可能性が高いです。
現状利用できていても、将来的に利用できなくなるおそれがあるので、基本的には利用を避けた方が良いでしょう。
海外で日本のテレビを視聴できない理由
海外で日本のテレビを視聴できない理由は以下の通りです。
- 地上波放送では電波が届かない
- 動画配信サービスの場合は著作権の影響で視聴できない
地上波放送については、前提として現地の電波塔を利用して放送を行っているため、海外では電波を受け取ることができません。
例外として衛星放送はさまざまな地域で放送を視聴できますが、先述の通り専用のアンテナや機器が必要です。
また、動画配信サービスの場合は各テレビ局が持つ著作権が大きく影響しています。
テレビ番組を配信しているサービスの場合、配信コンテンツの著作権はテレビ局に帰属します。
そのため、配信範囲についてもテレビ局の決定に従わなければいけません。
現在は、各テレビ局が日本のテレビ番組の提供を日本限定にする方針をとっているため、テレビ番組を視聴できる動画配信サービスも海外で視聴できなくなっています。
VPNなら合法で海外から日本のテレビを視聴可能
上記の理由から、海外では基本的にTVerをはじめとしたテレビ番組を視聴できる動画配信サービスを利用できません。
ただし、VPNサービスを利用して日本のVPNサーバーに接続すれば、日本のIPアドレスを利用して動画配信サービスにアクセスできるので、海外からでもサービス内で提供されているテレビ番組を視聴できます。
VPNの利用自体は日本では合法なので、動画配信サービス自体がVPNに対する規制を行わない限りは、合法的に海外から日本のテレビ番組を視聴することが可能です。
海外からVPNで日本のテレビを視聴する方法
海外からVPNで日本のテレビを視聴する手順は以下の通りです。
- VPNを契約する
- VPNで日本のサーバーに接続する
- TVerなどの動画配信サービスにアクセスする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. VPNと契約する
まずは日本にサーバーを設置しているVPNサービスと契約しましょう。
VPNサービスの契約は、各サービスの公式サイトから行うことが可能です。
各サイトの手順にしたがって料金プランと決済方法を指定し、契約を行いましょう。
PCの場合は契約後にアプリをダウンロードできるようになるケースが多いです。
なお、スマートフォンの場合は先にアプリをインストールしてから、アプリ内で契約を行うこともできます。
2. VPNで日本のサーバーに接続する
VPNサービスとアプリのインストールが完了したら、VPNサービスを開いてサーバーに接続します。
基本的には、アプリを開いた段階で契約時に登録した情報でのログインを求められることが多いです。
ログインが完了したら日本のサーバーを選択し、接続しましょう。
日本のサーバー以外では日本のテレビ番組を視聴できる動画配信サービスにアクセスすることができないので、事前に契約を検討しているVPNサービスが、日本にサーバーを設置しているか確認することが重要です。
3. TVerなどの動画配信サービスにアクセスする
日本のVPNサーバーに接続できたら、TVerなどの動画配信サービスにアクセスしてみましょう。
VPNに接続したことで、IPアドレスが日本のものになっていれば、問題なくアクセスできます。
アクセスできたら視聴したいコンテンツを検索し、動画を楽しみましょう。
海外で日本のテレビを観る際におすすめのVPN3選
海外で日本のテレビを観る際におすすめのVPNを3つ紹介します。
サービス名 | MillenVPN | NordVPN | Surfshark |
---|---|---|---|
本拠地 | 日本 | パナマ | オランダ |
料金(税込) | 月額360円~1,580円 | 月額640円~2,430円 | 月額308円~2,678円 |
サーバー数 | 1,300台 | 6,400台 | 3,200台 |
サーバー設置国 | 72ヶ国 | 111ヶ国 | 100ヶ国 |
同時接続台数 | 最大10台 | 最大10台 | 無制限 |
対応OS・デバイス | Windows、macOS、Android、iOS | Windows、MacOS、Linux、Android、iOSなど | Windows、MacOS、Linux、Android、iOS、Chormeなど |
ノーログポリシー | あり | あり | あり |
返金保証期間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
それぞれ異なる強みを持つので、自身に合ったものを選びましょう。
1. 日本人でも安心の国産VPN「MillenVPN」
- 日本語のサポートが充実
- サーバー設置国が多め
- 短期プランが充実
- サーバー数は少なめ
MillenVPNは海外から日本のVPNサーバーに接続する際に、まず選択肢に入るVPNサービスです。
日本発のVPNサービスであり、サポート体制も全面的に日本語対応しています。
そのため、初めてVPNを利用する人でも安心して利用することが可能です。
ただし、当記事で紹介するVPNサービスの中ではサーバー数は控えめなので、通信の安定性については他のサービスに軍配が挙がります。
VPNの利用に慣れておらず、いざという時にはサポートに頼りたい人におすすめのVPNサービスです。
要素 | MillenVPN |
---|---|
本拠地 | 日本 |
料金(税込) | 月額360円~1,580円 |
サーバー数 | 1,300台 |
サーバー設置国 | 72ヶ国 |
同時接続台数 | 最大10台 |
対応OS・デバイス | Windows、macOS、Android、iOS |
ノーログポリシー | あり |
返金保証期間 | 30日間 |
\ 30日間返金保証! /
Millen VPNについては、以下の記事で詳しく解説しています。
2. 幅広い用途で利用できる「NordVPN」
- 1,400万人のユーザーが利用している信頼性
- 暗号強度の高い「AES256bit」を採用
- サーバー設置国数・サーバー数ともに高水準
- 料金は若干高め
NordVPNは幅広い用途で利用できる利用できるVPNサービスです。
当記事で紹介するVPNサービスの中では料金は高めですが、全ての性能が高い水準でまとまっているため、海外で日本のテレビ番組を視聴する用途以外でも快適に利用できます。
特にサーバー設置国は111ヶ国と多いため、日本以外でも地域限定のサービスにアクセスすることが可能です。
世界に1,400万人以上が利用している、実績あるVPNサービスとなっています。
要素 | NordVPN |
---|---|
本拠地 | パナマ |
料金(税込) | 月額640円~2,430円 |
サーバー数 | 6,400台 |
サーバー設置国 | 111ヶ国 |
同時接続台数 | 最大10台 |
対応OS・デバイス | Windows、MacOS、Linux、Android、iOSなど |
ノーログポリシー | あり |
返金保証期間 | 30日間 |
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NordVPNについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
3. 手頃な価格で接続台数無制限「Surfshark」
- 無制限の同時接続数
- 2年契約なら月額306円で利用可能
- 単月契約だと料金が高め
- サポートが英語のみ
Surfsharkはリーズナブルな価格と無制限の接続台数が特徴のVPNサービスです。
接続台数が無制限なので、端末を複数台持っている人でも、接続の切り替えなどを行わずにVPNを利用できます。
また、家族やグループなど、複数人で利用できることも大きなメリットです。
料金も月額308円からと手頃で、低コストで日本のテレビ番組を視聴したい人におすすめのVPNサービスといえるでしょう。
要素 | Surfshark |
---|---|
本拠地 | オランダ |
料金(税込) | 月額308円~2,678円 |
サーバー数 | 3,200台 |
サーバー設置国 | 100ヶ国 |
同時接続台数 | 無制限 |
対応OS・デバイス | Windows、MacOS、Linux、Android、iOS、Chormeなど |
ノーログポリシー | あり |
返金保証期間 | 30日間 |
\ 30日間返金保証 /
Surfsharkの評判や口コミについては、以下の記事をご覧ください。
海外で日本のテレビを観るためにVPNを利用する際の注意点
海外で日本のテレビ番組を観るためにVPNを利用する際には、以下の点に注意しましょう。
- 視聴中のVPNの接続をオフにしないこと
- 無料VPNは避けた方が良い
それぞれ詳しく解説します。
視聴中にVPNの接続をオフにしないこと
VPNを利用してTVerなどの動画配信サービスを利用している間は、VPNを常時接続しておくようにしましょう。
VPNの利用中は通信速度が遅くなることがあるため、VPNの品質によっては動画を快適に視聴できない場合があります。
しかし、動画配信サービスの利用中にVPNの接続をオフにしてしまうと、IPアドレスが現地のものに戻ってしまうため、動画視聴中であってもサービスが利用できなくなってしまう可能性が高いです。
動画視聴中の通信速度が気になる場合は、通信速度に強みを持つVPNを利用することをおすすめします。
無料VPNは避けた方が良い
VPNには無料で利用できるものも存在しますが、基本的に無料VPNの利用は避けた方が無難です。
無料VPNはサーバーの設置国が少ないことが多く、日本にサーバーが設置されていないことも珍しくありません。
そのため、そもそも今回の用途では利用できないことが多いです。
日本にサーバーを設置している有料VPNが無料版を提供している場合でも、無料版では利用できるサーバーが制限されており、日本のサーバーが利用できないことが多いので注意しましょう。
また、無料VPNは接続が安定しないことも多く、利用中に接続が切れてしまうことも少なくありません。
TVerなどの動画配信サービスを利用する際にはVPNに常時接続しておく必要があるので、接続が安定していないと、満足に動画を視聴できない場合があります。
そのため、基本的には有料のVPNサービスを利用するのがおすすめです。
海外で日本のテレビを観るためにVPNを利用する際によくある質問
海外から日本のテレビ番組を観る際のよくある質問をまとめました。
当記事で紹介している手段を利用する前に、あらかじめ確認しておきましょう。
- VPNで海外から日本のテレビを観るのは違法?
-
日本ではVPNの利用が合法なので、基本的にはVPNで海外から日本の動画配信サービスにアクセスしても、罪に問われることはありません。
ただし、自分がいる国が以下の場合は注意が必要です。
- ロシア
- ベラルーシ
- トルクメニスタン
- 北朝鮮
- イラク
- オマーン
- イラン
上記の国ではVPNの利用が違法となっているので、現地の法律で罰せられる可能性があります。
他にもトルコやモロッコ、アラブ首長国連邦など、特定の用途でのVPNの利用が違法となっている国もあります。
VPNを利用する際は、現地の法律をよく確認しておきましょう。
- 海外から日本のテレビをリアルタイムで観る方法は?
-
VPNでTVerなどの動画配信サービスを利用する場合、地上波同時配信などをしていない限りはリアルタイムで番組を視聴することはできません。
海外から日本のテレビ番組をリアルタイムで視聴したい場合は、衛星放送やチューナーの利用など、別の方法を検討する必要があります。
ただし、それぞれデメリットや注意点があるので、良く確認しておきましょう。
- 日本のテレビをアメリカで使っても視聴できない?
-
日本のテレビをアメリカなどの海外に持って行ったとしても、日本のテレビ番組を視聴することはできません。
前提として、テレビは電波を傍受して番組を出力するための媒体なので、出力できる番組は現地の電波に依存します。
日本のテレビを海外に持って行ったとしても、視聴できるのは現地の番組になるので注意しましょう。
また、日本での使用を想定されたテレビは、海外の電圧に対応していない場合が多いので、利用する場合は変圧器などを利用する必要がある点にも注意が必要です。スにアクセスしたり、海外から日本のサービスにアクセスする目的で活用することが可能です。
- 海外からVPNで日本のテレビを視聴できるサービスは?
-
海外からVPNで日本のテレビを視聴できるサービスには、以下のようなものがあります。
- TVer
- Hulu
- Paravi
- FODプレミアム
- NHKオンデマンド
- NHKプラス
- Netflix
- U-NEXT
- ABEMA
- dTV
- Amazon Prime Video
それぞれ視聴できる番組や動画コンテンツが異なるので、自分に合ったものを選択しましょう。
海外から日本のテレビを観たいならVPNを利用しよう
海外から日本のテレビ番組を視聴する方法について解説してきました。
本記事で重要なことをまとめると以下の通りです。
- 海外で日本のテレビ番組を視聴したいならVPNを利用するのがおすすめ
- おすすめのVPNは「MillenVPN」
- 海外で日本のテレビ番組を観る方法には著作権法に違反するものもあるので注意
海外で日本のテレビ番組を視聴したいなら、VPNに接続して動画配信サービスで視聴するのがおすすめです。
ただし、無料のVPNは日本にサーバーを設置していないことが多い上、通信も安定しないことが多いので、基本的には有料のVPNを利用することをおすすめします。
当記事を参考に、海外でも日本のテレビ番組を楽しみましょう。
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