
マカフィーのVPNって必要なの?無料で使えるの?

VPNをオンにしたらネットが遅くなった気がする
マカフィーVPNは、McAfee+ プレミアムなどのセキュリティ製品に付属する「マカフィー セキュアVPN」という機能で、常設の無料版はありません。McAfee+ プレミアムは初年度6,500円(1年版・税込)でVPN5ライセンスが付き、2年目から14,980円/年です。公共Wi-Fiをよく使う人には必要な機能で、遅いときは接続方式と接続先の設定で改善を図れます。
パソコンのマカフィーでVPNのタイルを見つけた人も、オンにした後の遅さが気になった人も、判断の材料は「VPNを使う端末の数」「使う場所」「更新後の金額」の3つです。
本記事では、料金と台数の条件、必要な人・不要な人、遅い・重いときの原因と設定、旧セーフコネクトからの移行、NordVPN・Surfshark・Proton VPNとの違いを解説します。
- マカフィーVPN(セキュアVPN)はMcAfee+ プレミアムなどに付属する機能で、常設の無料版はない
- 公共Wi-Fiをよく使う人には必要。別のVPNを契約済みなら重ねて使う必要はない
- McAfee+ プレミアムは初年度1年版6,500円・2年版9,500円(税込)でVPN5ライセンス、更新は14,980円/年
- 遅いときは接続方式を「自動」に戻し、近い拠点を選び、自宅では自動接続のモードを切り替える
- 台数や接続先を重視するなら、NordVPN(10台)・Surfshark(無制限)・Proton VPN(10台)と比べる

株式会社オークス代表:柏倉元太。本記事は各サービスの公式資料を基に、仕様・利用条件・設定手順を整理しています。
続きはこちら
設定を試す際は利用端末を、サービスを比較する際は契約条件を確認してください。
マカフィーVPNとは?料金・機能・他社との違い

マカフィーVPNは、マカフィーのセキュリティ製品の中にある「セキュアVPN」という機能です。日本向けの公式VPNページでは、VPNとセキュリティ対策をまとめたMcAfee+ プレミアムを案内しており、VPNだけを契約するプランは掲載されていません。
マカフィーVPNの基本スペック(対応OS・サーバー数・同時接続)
| 項目 | マカフィー セキュアVPN |
|---|---|
| 提供形態 | McAfee+、トータルプロテクション、リブセーフなどのサブスクリプションに付属 |
| VPNライセンス | McAfee+ プレミアムは5ライセンス、トータルプロテクション1年/1台版は1ライセンス |
| 通信量 | 無制限(McAfee+ プレミアム) |
| 接続先 | 約50拠点(日本、米国、英国、ドイツ、シンガポールなど)。2024年の発表では48か国・7,000台 |
| 対応OS | Windows、macOS、Android、iOS(AndroidはGoogle Playからのみ入手でき、HarmonyOSのHuawei端末は非対応) |
| 接続方式 | WireGuard(Android・iOS・Windows)とOpenVPN。macOSはWireGuard非対応 |
| 暗号化 | AES 256ビット |
| 自動保護 | 安全ではないネットワークを検出してVPNをオンにする |
| 返金 | 初回購入日から30日以内、自動更新日から60日以内(1年以上の契約) |
セキュリティソフトのインストール台数と、VPNのライセンス数は別の数字です。McAfee+ プレミアムはウイルス対策を家庭のデバイスに台数無制限で入れられますが、VPNを使えるのは5ライセンスまでです。
接続先は、NordVPNが225都市、Surfsharkが100か国、Proton VPNが149か国を公表しています。国を細かく選びたい用途では専業VPNのほうが選択肢は多く、マカフィーの強みはVPNとウイルス対策を1つの契約で管理できる点にあります。
マカフィー セキュアVPNとは?セーフコネクトとの違い
「マカフィーVPN」と呼ばれる機能の正式な名称が「マカフィー セキュアVPN」で、現在のマカフィー製品に入っているVPNはすべてこの名前です。以前は「セーフコネクト(Safe Connect)」という別のVPNアプリがあり、2024年7月の告知で2024年9月30日以降に順次サポートを終えると案内されました。
2026年8月15日以降はセーフコネクトにアクセスできません。セーフコネクトを単体で契約していた人は、5デバイス用VPNを含む「トータルプロテクション(5デバイス用)」へ自動でアップグレードされ、請求サイクルと支払い方法は1年間変わりません。
セキュアVPNには、VPNが途切れたときに通信を止める「安全な再接続」が加わった一方、セーフコネクトにあった「アクティビティログ」の機能はありません。製品ごとのVPNの扱いは次のとおりです。
| 製品 | 公式サイトでの扱い | VPN |
|---|---|---|
| McAfee+ プレミアム(インディビジュアル) | 1年・2年・3年版を新規販売 | 5ライセンス・通信量無制限 |
| トータルプロテクション 1年/1台版 | 製品ページで新規販売 | 1ライセンス |
| リブセーフ、トータルプロテクション(3台・5台・10台) | 既存ライセンスの更新のみ | セキュアVPNを利用可(ライセンス数は契約画面で確認) |
| 旧セーフコネクト単体 | 2026年8月15日以降アクセス不可 | トータルプロテクション(5デバイス用)へ移行 |
VPNとは?マカフィーVPNで何ができるのか
VPNは端末からVPNサーバーまでの通信を暗号化し、接続先から見えるIPアドレスをVPNサーバーのものに置き換える仕組みです。空港・カフェ・ホテルの公共Wi-Fiで、同じネットワークにいる第三者から通信内容を見られるリスクを下げられます。
マカフィーVPNでできることは次の5点です。
- 端末とVPNサーバーの間の通信をAES 256ビットで暗号化する
- 接続先から見えるIPアドレスをVPNサーバーのものにし、約50拠点から接続先を選ぶ
- 安全ではないWi-Fiを検出すると自動でVPNをオンにする
- VPNが途切れたときにインターネット接続を一時停止する(安全な再接続)
- VPN経由のアクセスを制限しているアプリやWebサイトは、VPNを通さず通常の接続を使う(スプリットトンネリング)
一方、フィッシング詐欺への入力や端末のマルウェア感染はVPNでは防げません。マカフィーではウイルス対策やWeb保護が同じ契約に含まれる点が、VPN専業サービスとの違いです。VPN全般の仕組みと選び方は、次の記事でも紹介しています。

マカフィーVPNの料金プランと更新条件
料金は、新規購入者向けの初年度価格と、2年目以降の更新価格で大きく変わります。VPNが付く製品の金額を並べました(すべて税込)。
| 製品・期間 | 初年度購入価格(新規・2026年9月時点) | 標準価格 | 次回からの更新価格 | VPN |
|---|---|---|---|---|
| McAfee+ プレミアム 1年版 | 6,500円(月約542円) | 14,980円 | 14,980円/年 | 5ライセンス |
| McAfee+ プレミアム 2年版 | 9,500円(月約396円) | 27,480円 | 14,980円/年 | 5ライセンス |
| McAfee+ プレミアム 3年版 | 15,000円(月約417円) | 37,580円 | 14,980円/年 | 5ライセンス |
| トータルプロテクション 1年/1台版 | 3,880円(月約323円) | ― | ― | 1ライセンス |
更新価格は2026年1月3日から適用されている金額です。たとえばプレミアム2年版なら、最初の2年は9,500円で、3年目から14,980円/年です。2年版を選んでも更新は1年ごとになり、2年ぶんをまとめて更新する仕組みではありません。
既存の契約を更新している場合は、リブセーフとトータルプロテクションが3台版11,080円/年、5台版12,580円/年、10台・台数無制限版14,980円/年です(いずれも税込)。VPN専業サービスと比べるときは、セキュリティ対策込みの金額と、VPNだけの金額を分けて考えましょう。
マカフィーVPNは無料で使える?
マカフィーVPNに常設の無料版はありません。VPNはMcAfee+ プレミアムやトータルプロテクションなどの有料製品に含まれる機能です。
すでにマカフィー製品を契約しているなら、VPNの利用権が含まれている範囲で追加費用なしに使えます。アプリのホーム画面に「セキュアVPN」のタイルがあれば、その契約はVPNの利用権込みです。
新規に購入する場合は、初回購入日から30日以内なら返金を申し込めます。無料で使い続けたいなら、Proton VPNの無料プラン(通信量無制限・1台・接続先は10か国から自動選択)が候補です。
マカフィーVPNは必要か?必要な人・不要な人の判断軸

マカフィーは日本公式のVPNページで、空港・カフェ・ホテルの公共Wi-Fiに加えて自宅でもVPNの使用を勧めています。ただしVPNが守るのはWi-Fiなどの通信経路で、必要かどうかは使い方しだいです。次の3つの軸で判断します。
公共Wi-Fiをよく使うなら必要
カフェ・ホテル・空港のWi-Fiを日常的に使うなら、マカフィーVPNを有効にしておく価値があります。Windowsでは「セキュリティが脆弱なネットワークに接続した場合のみ自動接続」を選べば、自宅など信頼済みのネットワークではVPNを使わず、外出先でだけ自動でオンにする使い方が可能です。
HTTPSのサイトは通信自体が暗号化されていますが、VPNを使うと接続先のドメイン名などもWi-Fiの管理者から見えにくくなります。ただし偽サイトへの入力やマルウェアはVPNでは防げないため、Web保護やアカウントの2段階認証と組み合わせると守れる範囲が広がります。
既にNordVPNやSurfsharkを契約しているなら「不要」
VPN専業サービスを既に契約しているなら、マカフィーVPNを重ねて使う必要はありません。
複数のVPNアプリを同時に有効にすると、通信の競合で接続できなくなる場合があります。マカフィーのウイルス対策は使い続け、VPNだけは専業サービスに任せる形にすると、設定がすっきりするはずです。
契約済み製品のVPNを試したい人の候補
すでにマカフィー製品を契約しているなら、追加の費用なしでVPNを試せる立場です。マカフィーアプリのホーム画面に「セキュアVPN」のタイルがあれば、その契約にVPNの利用権が含まれています。
トータルプロテクション1年/1台版はVPNが1ライセンスなので、パソコンとスマホの両方で同時に使いたい場合は5ライセンスのMcAfee+ プレミアムが候補です。
マカフィーVPNの機能・メリット5つ

マカフィーVPNの強みを、操作・自動保護・暗号化・セット機能・サポートの5つに分けて整理します。
1. ワンクリック接続で初心者でも迷わない
Windowsでは、マカフィーアプリのホーム画面にある「セキュアVPN」のタイルでオン・オフを切り替えます。左メニューの「マイプロテクション」から「Web」→「セキュアVPN」を開く方法と、タスクバーのマカフィーアイコンを右クリックして「VPNをオンにする」を選ぶ方法も選択肢の1つです。
プロトコルや接続先を選ばなくても接続でき、状態が変わると確認の通知が表示されます。
2. 公共Wi-Fi自動保護機能が常駐してくれる
Windows版では、自動接続を3つのモードから選べます。VPNのトグルがオフでも全Wi-Fiで自動接続するモード(推奨)、脆弱なネットワークに接続したときだけ自動接続するモード、自動接続しないモードです。
自宅や職場など信頼できるネットワークを登録しておけば、そのネットワークではVPNを使いません。
3. 通信経路を暗号化する機能
セキュアVPNは、銀行でも採用されているAES 256ビット暗号化で通信を守ります。接続方式は、Android・iOS・WindowsでWireGuardを既定で使い、使えない場合はOpenVPNに切り替わる仕組みです。
4. ウイルス対策・IDモニタリングと一体型
McAfee+ プレミアムには、VPNのほかに詐欺検知、ウイルス対策、ファイアウォール、Web保護、ID・個人情報のモニタリング、パスワード管理、トラッカーリムーバー、ファイルシュレッダーなどが含まれます。
ウイルス対策とVPNを別々に契約すると更新日や請求が2つに分かれますが、マカフィーなら1つの契約と1つのアプリで管理できるのが利点です。
5. 日本語サポートと返金条件が明確
日本語のサポートと、日本の公式サイトでの購入・更新に対応しています。返金は初回購入日から30日以内、自動更新の請求は更新日から60日以内(1年以上の契約)に申し込めるため、合わなかった場合の条件も明確です。
マカフィーはVPNページで、オンライン上の活動を記録・追跡しない方針と、独自の検証と監査を行っていることを掲げています。ノーログ方針の見方は、次の記事で詳しく解説しています。

マカフィーVPNで確認したい注意点4つ

契約前に押さえたいのは、接続先と端末、更新後の料金、Macでの制限、ほかの契約との重複の4点です。
1. 必要な国・端末で使えるかを確認
VPNサーバーの拠点は約50か所で、オーストラリア、ブラジル、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ルーマニア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、英国、米国が含まれます。
韓国や台湾など、この一覧にない国の接続先が必要なら、購入後30日の返金期間のうちにアプリの接続先一覧で選べるかを見ておくと、合わなかったときに返金を申し込めます。
Androidでは、マカフィー セキュリティ アプリの入手先がGoogle Playだけで、HarmonyOSを搭載したHuawei端末は対応していません。ColorOSやMIUIなどメーカー独自のAndroidでも、インストールの失敗や動作の停止が起こる場合があります。
2. 更新時に料金が上がる
McAfee+ プレミアム1年版は、初年度6,500円に対して更新は14,980円/年(いずれも税込)です。差額は8,480円で、2年目の支払いは初年度の約2.3倍になります。
自動更新の設定はマイアカウントで変更可能です。更新価格の変更は、事前に届く自動更新の通知メールで案内されます。
3. Macは接続方式を選べない
WireGuardはmacOSのセキュアVPNでは使えず、WindowsとmacOSでは接続方式を手動で選べません。Android・iOSではアプリの設定からVPNプロトコルを変更できます。
速度や安定性を接続方式で調整したい場合、パソコンではマカフィー側の自動選択に任せる形です。
4. VPN以外の機能と費用が重複しないかを確認
すでに別のウイルス対策ソフトを使っている場合、マカフィーを入れると機能が重なり、費用も二重になります。VPNだけが欲しいなら、専業VPNの長期プラン(NordVPNは27か月で月580円相当・税別)と比べると判断しやすいはずです。
マカフィーVPNが遅い・重いときの原因と設定

VPNを使うと、通信がVPNサーバーを経由する分だけ距離と暗号化の処理が増え、速度や遅延が変わります。マカフィーVPNで「遅い」「重い」と感じたら、次の5つの原因を順に切り分けるのが近道です。
遅くなる5つの原因と対処
| 原因 | 当てはまる状況 | 対処 |
|---|---|---|
| 接続先が遠い | 海外の拠点につないでいる | 日本など近い拠点に切り替える |
| 接続方式がOpenVPNに切り替わった | スマホでVPNプロトコルを手動で変えた | 「自動」に戻す(自動はWireGuardを先に使う) |
| 自宅でも常にVPNを通している | 自動接続を「VPNがオフでも、すべてのネットワークでVPNに自動接続」にしている | 自宅のWi-Fiを信頼できるネットワークに登録するか、「脆弱なネットワークの場合のみ」に切り替える |
| ほかのVPNと競合している | NordVPNなど別のVPNアプリも有効 | どちらか一方だけを使う |
| マカフィー側の接続障害 | 「接続できませんでした」と表示される | しばらく待ってから再度オンにし、アプリを最新版にする |
VPNをオフにしてもパソコン全体が重いなら、原因はVPN以外にあります。最初に比べたいのは、VPNのオン・オフで体感が変わるかどうかです。
接続方式は「自動」のままにする
プロトコルが「自動」のときはWireGuardを先に使い、使えないときにOpenVPNへ切り替わります。WireGuardは軽量で接続の遅延を減らせる方式で、OpenVPNは暗号化の信頼性が高い一方、WireGuardより低速です。
Android・iOSでは「セキュアVPN」→設定アイコン→「VPNプロトコル」から手動で変更できますが、手動で変えると閲覧速度が落ちる場合があり、推奨は「自動」です。WindowsとmacOSは手動で選べず、macOSではWireGuardを使えません。
接続先は近い拠点を選ぶ
接続先の拠点はおよそ50か所あり、日本もその1つです。国内で公共Wi-Fiの通信を守るのが目的なら、日本の拠点を選ぶと経由する距離がもっとも短く済みます。海外の拠点を選ぶと、その国のサーバーまで往復する分だけ遅延が増える点に注意が必要です。
自宅では自動接続のモードを切り替える
Windows版の自動接続は3つのモードから選べます。推奨の「VPNがオフでも、すべてのネットワークでVPNに自動接続」は、VPNのトグルをオフにしてもWi-Fiにつなぐたびに自動でオンになるモードです。
自宅の回線で遅さが気になるなら、自宅のWi-Fiを「信頼できるネットワーク」に登録するか、自動接続を「セキュリティが脆弱なネットワークに接続した場合のみ」に切り替えます。どちらも、外出先の公共Wi-Fiでは自動でVPNが働き、自宅では通常の接続を使う設定です。
設定にはスプリットトンネリングもあります。VPN経由のアクセスを制限しているアプリやWebサイトを、VPNを通さず通常の接続で使う機能で、VPNをオンにすると開けなくなるサービスがあるときに役立ちます。
自分の環境で速度を比べる手順
速度は回線・時間帯・接続先の距離で変わるため、同じ条件で比べることが大切です。
- VPNをオフにし、同じ端末・回線・測定サービスでダウンロード、アップロード、Pingを3回測る
- VPNをオンにして日本の接続先を選び、同じ方法で3回測る
- 使いたい海外の接続先に切り替えて、同じ方法で3回測る
- 平均値を比べ、動画や会議が途切れないかも実際に確かめる
マカフィーVPNの使い方と初期設定

マカフィー製品を契約済みなら、VPNの有効化は数ステップで終わります。WindowsはマカフィーのPCアプリ、スマホはMcAfee Securityアプリを使います。
Windows / Macでの設定方法
- マカフィーのアプリを開き、「ホーム」タブを表示する
- 「セキュアVPN」のタイルでVPNをオンにする
- 接続先を変える場合は、仮想ロケーションの選択画面で国を選ぶ
- タイルの「VPN設定」から、自動接続のモード、安全な再接続、スプリットトンネリング、信頼できるネットワークを設定する
Windowsは公式サポート記事の手順です。Macでは同じマカフィーアプリでセキュアVPNを使いますが、WireGuardは使えず、接続方式は自動で選ばれます。
iPhone / Androidでの設定方法
- App StoreまたはGoogle Playから「McAfee Security」をインストールする
- 契約中のマカフィーアカウントでサインインする
- 「セキュアVPN」を開き、スライドしてVPNをオンにする
- 初回はOSのVPN構成の追加を求められるため、許可する
- 必要に応じて設定アイコンからVPNプロトコルを変更する(通常は「自動」のまま)
VPN5ライセンスのプレミアムなら、パソコン2台とスマホ3台のように、合計5台までVPNを使えるのがプレミアムの利点です。
マカフィーVPNが接続できない時の対処法
2026年9月時点で、Windows版のサポート記事は一部のユーザーでVPN接続に問題が起きていることを告知し、解決に取り組んでいます。接続できないときは、次の順に試します。
- 「接続できませんでした」と表示されたら、しばらく待ってから再度オンにする
- マカフィーのアプリとOSを最新版に更新し、端末を再起動する
- ほかのVPNアプリが有効なら停止する(同時に使うと競合する)
- マイアカウントでサブスクリプションの有効期限を見る。期限切れならVPNも使えない
- 社内や学校のネットワークでVPNが制限されていないか、管理者に尋ねる
- スマホでは、VPNプロトコルを手動で変えていたら「自動」に戻す
上記で解決しない場合は、マカフィーのカスタマーサービスに製品名・OS・表示されたメッセージを伝えて問い合わせましょう。
マカフィーVPNは中国・海外で使えるか

海外でマカフィーVPNを使う前に押さえたいのは、滞在国でのVPNの扱いと、接続先に日本が含まれるかの2点です。
中国(グレートファイアウォール)での可否
マカフィーの日本公式VPNページのFAQは、VPNの使用は米国を含むほとんどの国で合法としたうえで、中国、ロシア、イラク、北朝鮮を含むいくつかの国ではVPNが禁止されていると記載しています。
中国への渡航や出張では、マカフィーVPNで接続できるかどうかより先に、現地の規則と勤務先の指示に従うことが前提です。中国向けのVPNの選び方は次の記事で解説しています。

その他のVPN規制国・海外出張時の挙動
接続先の約50拠点には日本が含まれるため、海外から日本の接続先を選ぶこともできます。ただし日本のIPアドレスに見えても、銀行や動画配信サービスがそれぞれの規約で利用地域や本人確認を定めている点は変わりません。
ホテルや空港のWi-Fiでは、安全ではないネットワークで自動接続するモードにしておくと、つなぎ忘れを防げます。
マカフィーVPN vs NordVPN・ProtonVPN・Surfshark比較

マカフィーVPNと、VPN専業の3社を公式の料金・仕様で比べました。マカフィーの金額はウイルス対策も含むセキュリティ製品の価格です。
| 比較項目(2026年9月時点) | マカフィー セキュアVPN | NordVPN | Proton VPN | Surfshark |
|---|---|---|---|---|
| 長期プランの料金(初回) | McAfee+ プレミアム2年版 9,500円(月約396円・税込) | ベーシック27か月 15,660円(月580円相当・税別) | VPN Plus 2年 10,536円(月439円相当) | Starter 27か月 10,476円(月388円相当・税別) |
| 更新料金 | 14,980円/年(税込) | 21,960円/年(税別) | 10,488円/12か月 | 12,447円/年(税別) |
| 接続先 | 約50拠点 | 225都市(公式サーバー一覧の集計で150か国) | 149か国 | 100か国 |
| VPNの同時接続 | 5ライセンス | 10台 | 有料10台・無料1台 | 無制限 |
| 無料で使う方法 | 常設の無料版なし | 常設の無料版なし | 無料プラン(10か国から自動選択・1台) | 7日間の無料トライアル(12か月・24か月プラン) |
| 返金保証 | 新規30日・自動更新60日 | 30日 | 30日 | 30日 |
| VPN以外の機能 | ウイルス対策・ID監視・パスワード管理など | 上位プランにウイルス対策・パスワード管理など | Proton UnlimitedでProton Mail・Pass・Driveなど | 上位プランにAntivirus・Alertなど |
初回に支払う総額はマカフィー2年版の9,500円がもっとも少なく、月額換算ではSurfsharkの388円相当が最安です。更新後のマカフィーは14,980円/年で、NordVPNに次いで高くなります。VPNの台数は、マカフィーの5ライセンスに対してNordVPN・Proton VPNが10台、Surfsharkが無制限です。
順番に解説します。
NordVPNの接続台数と機能

- 同時接続10台でマカフィーの5ライセンスの2倍
- ノーログ方針をPwCとDeloitteが監査
- NordLynxなど複数の接続方式を選べる
- 更新は21,960円/年(税別)で初回より高い
- 国数の公表値がない(公式サーバー一覧の集計で150か国)
| 項目 | NordVPN |
|---|---|
| 料金(ベーシック27か月) | 15,660円(月580円相当・税別) |
| 更新料金 | 21,960円/年(税別) |
| 1か月プラン | 2,280円(税別) |
| 接続先 | 225都市(公式サーバー一覧の集計で150か国) |
| 同時接続 | 10台 |
| 接続方式 | NordLynx(WireGuardベース)・NordWhisper・OpenVPN・IKEv2 |
| ログ方針 | ノーログ。最初の2回はPwC、2023年以降はDeloitteが監査 |
| 返金保証 | 初回購入から30日 |
NordVPNは225都市の接続先と10台の同時接続を持つVPN専業サービスです。マカフィーの5ライセンスでは足りない家族利用や、接続先の国を細かく選びたい人に向くサービスです。
運営はパナマ拠点で、ノーログ方針について第三者の監査を受けています。一方、初回の27か月が終わると21,960円/年に上がるため、マカフィーの更新価格14,980円/年と比べるときは、NordVPNが税別、マカフィーが税込である点も含めて計算します。
\ ベーシック2年プランは月580円相当・30日間返金保証 /

Surfsharkの台数無制限と契約条件

- 同時接続の台数に制限がない
- 接続先は100か国
- 12か月・24か月プランに7日間の無料トライアル
- 表示価格は税別で付加価値税が加算される
- 再販業者経由やギフトカード払いは返金の対象外
| 項目 | Surfshark |
|---|---|
| 料金(Starter 27か月) | 10,476円(月388円相当・税別) |
| 更新料金 | 12,447円/年(税別) |
| 1か月プラン | 2,548円(税別) |
| 接続先 | 100か国・4,500台以上 |
| 同時接続 | 無制限 |
| 無料トライアル | 7日間(12か月・24か月プラン、トライアル中は3台まで) |
| 返金保証 | 初回購入から30日(再販業者経由・プリペイドカード払いなどは対象外) |
Surfsharkは同時接続の台数を制限しないVPNです。マカフィーのVPN5ライセンスでは家族全員の端末をまかなえない場合、1契約でスマホ・タブレット・テレビまでつなげます。
Starterの27か月プランは月388円相当で、4社の中でもっとも低い月額換算です。ただし更新後は12,447円/年(税別)で、7日間の無料トライアルはクレジットカードかPayPalの登録が必要になります。
\ 30日間返金保証 /

Proton VPNの無料枠とプライバシー機能

- 無料プランは通信量無制限で広告なし
- 有料プランは149か国・10台
- 無料プランの接続先に日本を含む
- 無料プランは接続先を自由に選べない
- ストリーミング向けの機能は有料プランのみ
| 項目 | Proton VPN |
|---|---|
| 料金(VPN Plus 2年) | 10,536円(月439円相当) |
| 更新料金 | 10,488円/12か月 |
| 1か月プラン | 1,249円 |
| 接続先 | 有料は149か国(Plusサーバー17,984台) |
| 同時接続 | 有料10台・無料1台 |
| 無料プラン | 通信量無制限・広告なし。日本を含む10か国から自動選択(変更は待ち時間あり) |
| 返金保証 | 初回購入から30日(解約と返金申請の両方が必要) |
Proton VPNは、スイスのProton AGが運営するVPNです。4社の中で唯一、常設の無料プランがあり、通信量の上限なしで1台を使えます。
無料プランは、オランダ・日本・ルーマニア・ポーランド・ノルウェー・スイス・シンガポール・メキシコ・カナダ・米国の10か国から自動で接続先が選ばれ、国を指定できません。国を選んで使うなら、VPN Plus(2年で月439円相当)が必要です。

マカフィーVPNのセット契約と使い方
マカフィーVPNの価値は、ウイルス対策・Web保護・ID監視と一緒に1つの契約で管理できることです。McAfee+ プレミアム1年版の初年度6,500円(税込)には、台数無制限のセキュリティ対策とVPN5ライセンスがまとめて含まれます。
すでにマカフィー製品を使っているなら、まず付属のセキュアVPNを試し、接続先や台数が足りない場合だけ専業VPNを追加する順番が無駄のない選び方です。
マカフィーVPNはこんな人におすすめ・逆に向かない人は?

おすすめできる人
- ウイルス対策ソフトとVPNを1つの契約・1つのアプリで管理したい人
- 外出先の公共Wi-Fiで、つなぎ忘れなくVPNを自動でオンにしたい人
- VPNを使う端末が5台以内に収まる人
- すでにマカフィー製品を契約していて、追加費用なしでVPNを試したい人
- 日本語のサポートと日本の公式サイトで契約・更新したい人
おすすめしない人
- VPNを6台以上で同時に使いたい人(NordVPN・Proton VPNは10台、Surfsharkは無制限)
- 約50拠点の一覧にない国の接続先を使いたい人
- Macで接続方式を選びたい人(macOSはWireGuard非対応で手動選択もできない)
- 2年目以降の更新料金を抑えたい人(プレミアムは14,980円/年)
- すでに他社のウイルス対策ソフトを契約していて、VPNだけが欲しい人
「おすすめしない」に当てはまる場合は、VPN専業サービスのほうが条件に合います。総合的にどのVPNを選ぶかの指針は、VPN全般のランキング記事にまとめています。

マカフィーVPNに関するよくある質問
- マカフィーでVPNは必要ですか?
-
カフェ・ホテル・空港などの公共Wi-Fiをよく使うなら必要です。VPNは、同じWi-Fiにいる第三者から通信内容を読み取られるリスクを下げます。自宅の回線だけで使う人や、NordVPNなど別のVPNを契約済みの人は、オンにしなくても困る場面はほぼありません。偽サイトへの入力やマルウェアはVPNでは防げないため、Web保護と組み合わせて使います。
- マカフィーのVPNは無料ですか?
-
常設の無料版はありません。McAfee+ プレミアムやトータルプロテクションなどの有料製品に含まれる機能で、契約済みならVPNの利用権の範囲で追加費用なしに使えます。新規購入は初回購入日から30日以内なら返金を申し込めます。無料で使い続けたいなら、Proton VPNの無料プラン(通信量無制限・1台)が候補です。
- マカフィーのVPNの料金はいくらですか?
-
VPN単体の料金はなく、セキュリティ製品の価格に含まれます。McAfee+ プレミアムの初年度は1年版6,500円・2年版9,500円・3年版15,000円(税込)で、VPNは5ライセンス、更新は14,980円/年です。トータルプロテクション1年/1台版は初年度3,880円で、VPNは1ライセンスに限られます。
- マカフィーのVPNは重いですか?
-
VPNサーバーを経由する分、速度や遅延は変わります。遅いときは、接続方式を「自動」(WireGuardを優先)に戻す、日本など近い拠点を選ぶ、自宅のWi-Fiを信頼できるネットワークに登録する、ほかのVPNを止める、の順に試すのが近道です。VPNをオフにしても重いなら、VPN以外が原因です。
- マカフィーのVPNがオフになるとどうなりますか?
-
VPNがオフの間は通信がVPNで暗号化されず、接続先には利用中の回線のIPアドレスが見えます。Windows版で自動接続を「すべてのネットワークでVPNに自動接続」にしていれば、トグルをオフにしてもWi-Fiにつなぐと自動でオンに戻る仕組みです。接続中にVPNが途切れた場合は、「安全な再接続」をオンにしておくとインターネット接続が一時停止し、暗号化されない通信を防げます。
- マカフィーVPNでNetflixの海外版は見られますか?
-
配信サービス側がVPN経由の視聴を制限している場合があり、見られるとは限りません。Netflixは公式ヘルプでVPNやプロキシ使用時の扱いを案内しています。視聴できる作品は、配信サービスの規約と提供地域しだいです。
- マカフィーVPNは中国でも使えますか?
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マカフィーの日本公式FAQは、中国、ロシア、イラク、北朝鮮を含むいくつかの国ではVPNが禁止されていると記載しています。中国への出張や旅行では、VPNで接続できるかどうかより、現地の規則と勤務先の指示が優先です。
- マカフィーVPNはログを保存しますか?
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マカフィーのプライバシー通知では、VPNサービスは一定のテレメトリーデータを収集する場合があるものの、送信元のIPアドレス、DNSクエリ、VPN接続中に使ったアプリ・サービス・Webサイトの情報は収集しないと定めています。日本公式のVPNページが掲げる方針も、オンライン上の活動を記録・追跡しないというものです。
- マカフィーVPNと無料VPNはどちらが安全ですか?
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安全性は運営者、収集するデータ、監査の範囲で決まります。マカフィーVPNはAES 256ビット暗号化を使い、ウイルス対策やWeb保護と組み合わせて使える点が強みです。無料VPNは帯域幅の制限や広告が付くものが目立つため、運営元とログ方針を比べて選びます。
- VPNがダメと言われる理由は何ですか?
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主な理由は、通信速度の低下、運営元の信頼性、配信サービスなどの規約との関係です。マカフィーのFAQも、VPNの使用は米国を含むほとんどの国で合法とする一方、VPNを使っても違法な行為は違法のままだと記載しています。公共Wi-Fiでの通信保護など、目的をはっきりさせて使うのが基本です。
マカフィーVPNの総合評価とまとめ

マカフィーVPNは、ウイルス対策と通信保護を1つの契約にまとめたい人に向くVPN機能です。McAfee+ プレミアムならVPN5ライセンスと台数無制限のセキュリティ対策が含まれ、初年度は1年版6,500円(税込)から始められます。
一方、更新後は14,980円/年になり、接続先は約50拠点、MacではWireGuardを使えません。台数や接続先を重視するなら、NordVPN・Surfshark・Proton VPNと比べて選びましょう。
- パソコンにマカフィーが入っている: ホーム画面の「セキュアVPN」タイルでVPNの有無を見て、公共Wi-Fiを使う端末から有効にする
- 遅いと感じる: 接続方式を「自動」、接続先を日本、自宅のWi-Fiを信頼済みにしてから、VPNのオン・オフで速度を比べる
- 新規で買う: VPNを使う端末が5台以内ならMcAfee+ プレミアム(初年度6,500円から)、1台だけならトータルプロテクション1年/1台版(3,880円)
- 更新が近い: 14,980円/年とVPN専業の更新額(Surfsharkは12,447円/年・税別)を比べ、ウイルス対策も必要かで決める
- 6台以上や約50拠点にない国が必要: NordVPN(10台)・Surfshark(無制限)・Proton VPN(10台)を選ぶ











