海外旅行にVPNは必要?
どんなVPNがおすすめなの?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
海外旅行で快適にインターネットを利用したいのであれば、VPNが便利です。
VPNを利用することで、インターネットの安全性を確保できる他、利用するVPNサービスによっては海外から日本のサービスを利用できます。
当記事では、海外旅行でVPNを利用するメリットや、おすすめのVPNを紹介します。
- VPNを使えば海外でも安全にインターネットを利用できる
- 日本にサーバーのあるVPNサービスなら日本向けのサービスも利用可能
- おすすめVPNは「NordVPN」「MillenVPN」など
- 旅行中だけでなく旅行準備中にもVPNの利用は効果的
VPNラボは、Webマーケティング会社「株式会社オークス」を運営する、げんたが監修しています。VPNの使用歴は約3年。これまで20カ国以上旅をしながらVPNを使用。
海外旅行でVPNを利用する理由は?
海外旅行でVPNを利用することで、以下のような恩恵を受けられます。
- フリーWi-Fiを安全に利用できる
- 海外から日本のサービスを利用できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
フリーWi-Fiを安全に利用できる
VPNを利用することで、海外のフリーWi-Fiを安全に利用できます。
海外旅行中にカフェや空港などで提供されるフリーWi-Fiを利用する機会は多いです。
しかし、フリーWi-Fiは暗号化されていないケースも多く、通信内容が第三者に傍受されるリスクがあります。
VPNを利用すれば、通信が暗号化されるため、フリーWi-Fiのような安全性の低い回線でも安全にインターネットを利用することが可能です。
特にIDやパスワードを入力する場面では、情報流出を避けるためにVPNを利用することをおすすめします。
海外から日本のサービスを利用できる
海外では、一部の日本向けサービスが地理的な制限により利用できないことがあります。
上記のような地理的な制限はジオブロックと呼ばれ、基本的にはIPアドレスで制限を行っていることが多いです。
また、サービスによってはIPアドレスでユーザーの現在地を判別し、提供するコンテンツを変えているものもあります。
VPNサービスを利用すれば、IPアドレスが接続したサーバーのものに変更されるため、ジオブロックを回避することが可能です。
また、日本のサーバーに接続すれば、IPアドレスで提供コンテンツが変わるサービスを日本と同じように利用できます。
特に各種SNSや動画配信サービスについては、IPアドレスで提供コンテンツを変更していることも多いため、日本のサーバーに接続できるVPNを用意しておくと、旅行中でも快適にインターネットを利用することが可能です。
海外旅行で利用するVPNの選び方は?
海外旅行で利用するVPNは、以下の点に注目して選びましょう。
- セキュリティ性能は高いか
- 日本のサーバーに接続できるか
- 利用するデバイスに対応しているか
- 通信速度は速いか
- 接続の安定性は高いか
特に日本のインターネットサービスを海外でも利用したい場合は、日本のサーバーに接続できるかが重要になります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
セキュリティ性能は高い?
海外旅行中では不特定多数が利用する公共Wi-Fiを使う機会が増えるため、セキュリティ性能の高いVPNを選ぶことが重要です。
特に「AES256bit」などの高度な暗号化方式に対応しているかを確認することで、個人情報やクレジットカード情報の漏洩リスクを減らせます。
また、第三者へのログ提供を行わないノーログポリシーを採用しているVPNであれば、アクセスログからの情報流出を避けられるため、より安全にインターネットを利用することが可能です。
加えて、キルスイッチ機能が搭載されていれば、VPNの接続が切れた際にインターネット接続も遮断されるため、不意な情報流出を防げます。
海外では日本以上に情報流出のリスクが高まるため、セキュリティ性能は特に確認したい項目です。
日本のサーバーに接続できる?
続いて、日本のサーバーに接続できるかも確認しましょう。
前述の通り、海外からインターネットにアクセスした場合、ジオブロックによって日本向けのサービスが利用できないおそれがあります。
また、動画配信サービスをはじめとした一部のサービスでは、IPアドレスで提供するコンテンツを変更しているため、海外からのアクセスでは日本向けのコンテンツが利用できないことも少なくありません。
日本のサーバーに接続できるVPNサービスを利用すれば、上記の課題を解決することが可能です。
海外から日本のサービスを利用したい場合は、日本にサーバーがあるVPNを選ぶようにしましょう。
利用するデバイスに対応している?
VPNを選ぶ際には、自分が旅行中に使用する端末に対応しているかどうかも確認しましょう。
スマートフォンやノートパソコン、タブレットなど、旅行中に利用する端末に対応していない場合、契約しても利用できないので注意が必要です。
また、端末の種類だけでなく、OSでも対応可否が異なることがあるので注意しましょう。
なお、同時接続台数が複数のVPNサービスの場合は、同行者が利用している端末の対応可否も確認することで、より快適に旅行できます。
通信速度は速い?
通信速度もVPNサービスの選定する際のポイントになります。
VPNサービスで日本のサービスが利用できるようになったとしても、通信速度が遅いと満足にコンテンツを楽しむことができません。
特に動画視聴やビデオ会議など通信量が多い用途で利用する場合は、VPNサービスの通信速度が多いとストレスになる可能性があります。
上記のようなサービスを利用する場合は、公式サイトの速度テスト結果などを確認し、特に通信速度が速いVPNを利用しましょう。
接続の安定性は高い?
通信速度と併せて確認したいのが、接続の安定性です。
VPNサービスの接続が不安定だと、サービスの利用中に通信が切断され、再ログインなどが必要になるため、ストレスが溜まる原因になります。
また、情報の入力中などに通信が不安定になると、入力内容が消えてしまい、再度入力が必要になることも少なくありません。
サーバーの稼働台数が多いVPNサービスであれば、ユーザーが各サーバーに分散される上、サービスによっては自動で最適なサーバーに切り替わる機能があることも多いため、安定した環境でインターネットを利用できます。
また、WireGuardやOpenVPNなど、安定したプロトコルを採用しているサービスは、通信の安定性が高いことが多いです。
通信の安定性を重視するのであれば、あらかじめサーバー数や接続方式を確認しておきましょう。
海外旅行でVPNを利用する場面は?
海外旅行では旅行中だけでなく、旅行準備中にもVPNを活用する場面があります。
当記事では旅行準備中と旅行中にVPNサービスを活用する場面について詳しく解説します。
旅行準備中の利用場面は?
海外旅行の準備段階でも、VPNを活用できる場面は多いです。
例えば航空券やホテル予約の際、VPNで接続地域を切り替えることで、現地向けの価格やキャンペーン情報をチェックできることがあります。
国によっては同じサービスでも日本と現地で価格が異なることがあるため、コストを抑えたい人はVPNサービスを利用してみるのがおすすめです。
また、VPNは海外渡航前に現地のインターネット検閲状況を確認する際にも役立ちます。
VPNを使って現地からのアクセスをシミュレーションすることで、現地で利用できないサービスなどを確認することが可能です。
事前にVPN経由でのアクセス確認をしておけば、渡航後のトラブルを未然に防ぎやすくなります。
旅行中の利用場面は?
旅行中にVPNを活用する場面は多岐にわたります。
例えば前述の通り、公共のフリーWi-Fiに接続する際に利用すれば、セキュリティ性能を高めることが可能です。
加えて、日本の動画配信サービスやSNSにも接続できるようになるため、海外滞在中の情報収集が可能な他、宿泊時などにエンタメを楽しむことができます。
VPNを利用することで、海外でもインターネットをより安全かつ自由に利用することが可能です。
【徹底比較】海外旅行におすすめのVPN7選
海外旅行におすすめのVPNを7つ紹介します。
サービス名 | NordVPN | MillenVPN | Surfshark | ExpressVPN | ProtonVPN | CyberGhost | TunnelBear |
---|---|---|---|---|---|---|---|
本拠地 | パナマ | 日本 | オランダ | ヴァージン諸島 | スイス | ルーマニア | カナダ |
料金(税込) | 月額640円~2,430円 | 月額360円~1,580円 | 月額298円~2,678円 | 月額8.33ドル~9.99ドル | 月額4.49ユーロ~9.99ユーロ | 月額320円~1,790円 | 月額3.33ドル~9.99ドル (無料版あり) |
サーバー数 | 7,000台 | 1,300台 | 3,200台 | 3,000台以上 | 6,500台以上 | 9,600台以上 | 不明 |
サーバー設置国 | 118ヶ国 | 72ヶ国 | 100ヶ国 | 105ヶ国 | 110ヶ国以上 | 100ヶ国 | 47ヶ国 |
同時接続台数 | 最大10台 | 最大10台 | 無制限 | 最大8台 | 最大10台 | 最大7台 | 無制限 |
対応OS・デバイス | Windows、MacOS、Linux、Android、iOSなど | Windows、macOS、Android、iOS | Windows、MacOS、Linux、Android、iOS、Chormeなど | Windows、MacOS、Linux、Android、iOS、AppleTVなど | Windows、MacOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox | Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Firefoxなど | Windows、MacOS、Android、iOS |
ノーログポリシー | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
返金保証期間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | 最大45日間 | なし |
セキュリティ性能 | AES256bit、脅威対策、キルスイッチ機能などを採用 | AES256bit、キルスイッチ機能などを採用 | AES256bit、キルスイッチ機能などを採用 | AES256bitを採用 | AES256bit、キルスイッチ機能などを採用 | AES256bit、WireGuard トンネリングプロトコルなどを採用 | AES256bit、キルスイッチ機能などを採用 |
通信安定性 | サーバー数が多いため良好 | サーバー台数の関係で若干不安定 | 一般的な大手VPNの水準 | 接続方式の影響で高い | 一般的な大手VPNの水準 | トップクラスの高さ | 大手と比較すると一段劣る |
通信速度 | 高い | 高い | 若干遅め | 接続方式の影響で高い | VPNアクセラレータで通信速度を向上できる | 大手VPNよりは一段劣る | 大手と比べて遅い |
それぞれ異なる強みを持つので、自身に合ったものを選びましょう。
1. セキュリティ面と通信面の双方に優れる「NordVPN」
- 1,400万人のユーザーが利用している信頼性
- 暗号強度の高い「AES256bit」を採用
- サーバー設置国数・サーバー数ともに高水準
- 料金は若干高め
NordVPNはセキュリティ面と通信面の双方に優れたVPNサービスです。
「AES256bit」を採用している他、2つの異なるVPNサーバーを経由するダブルVPNなども採用しており、高度なセキュリティを備えています。
加えて、世界118か国以上にサーバーを展開しており、日本のサーバーにも安定して接続できるため、海外からでも日本の動画配信サービスやSNSなどを快適に利用することが可能です。
接続速度も高速で、動画視聴やオンライン会議でも遅延を感じにくくなっています。
セキュリティとパフォーマンスの両立を重視する人におすすめのVPNサービスです。
要素 | NordVPN |
---|---|
本拠地 | パナマ |
料金(税込) | 月額640円~2,430円 |
サーバー数 | 7,000台以上 |
サーバー設置国 | 118ヶ国 |
同時接続台数 | 最大10台 |
対応OS・デバイス | Windows、macOS、Linux、Android、iOSなど |
ノーログポリシー | あり |
返金保証期間 | 30日間 |
セキュリティ性能 | AES256bit、脅威対策、キルスイッチ機能などを採用 |
通信安定性 | サーバー数が多いため良好 |
通信速度 | 高い |
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NordVPNについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
2. 日本語サポートで短期契約も可能「MillenVPN」
- 日本語のサポートが充実
- サーバー設置国が多め
- 短期プランが充実
- サーバー数は少なめ
MillenVPNは短期の海外旅行で手軽にVPNを使いたい人におすすめのVPNサービスです。
日本の企業が提供しており、サポートや設定画面がすべて日本語で統一されているため、英語に不安がある方でも安心して利用できます。
また、一週間や15日間などの短期の料金プランが用意されているため、短期の出張や旅行中だけに利用したい場合に最適なサービスといえるでしょう。
要素 | MillenVPN |
---|---|
本拠地 | 日本 |
料金(税込) | 月額360円~1,580円 |
サーバー数 | 1,300台 |
サーバー設置国 | 72ヶ国 |
同時接続台数 | 最大10台 |
対応OS・デバイス | Windows、macOS、Android、iOS |
ノーログポリシー | あり |
返金保証期間 | 30日間 |
セキュリティ性能 | AES256bit、キルスイッチ機能などを採用 |
通信安定性 | サーバー台数の関係で若干不安定 |
通信速度 | 高い |
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Millen VPNについては、以下の記事で詳しく解説しています。
3. 無制限同時接続でコスパも良い「Surfshark」
- 無制限の同時接続数
- 2年契約なら月額306円で利用可能
- 単月契約だと料金が高め
- サポートが英語のみ
Surfsharkは、同時接続数が無制限のVPNサービスです。
そのため、旅行中に複数のデバイスを利用したい場合や、グループや家族で利用したい場合に向いています。
料金がリーズナブルなのも特徴で、2年プランであれば月額換算で298円から利用可能です。
「NoBordersモード」や「Camouflageモード」といった規制回避のための機能も豊富で、中国や中東などの規制が厳しい国でも利用しやすくなっています。
低コストで高機能なVPNサービスを求めているのであれば、選択肢の入るサービスです。
要素 | Surfshark |
---|---|
本拠地 | オランダ |
料金(税込) | 月額298円~2,678円 |
サーバー数 | 3,200台 |
サーバー設置国 | 100ヶ国 |
同時接続台数 | 無制限 |
対応OS・デバイス | Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chromeなど |
ノーログポリシー | あり |
返金保証期間 | 30日間 |
セキュリティ性能 | AES256bit、キルスイッチ機能などを採用 |
通信安定性 | 一般的な大手VPNの水準 |
通信速度 | 若干遅め |
\ 30日間返金保証 /
Surfsharkの評判や口コミについては、以下の記事をご覧ください。
4. 様々な国に対応している「ExpressVPN」
- VPNへの接続が早い
- セキュリティ面も高性能
- インドのIPアドレスを安全に取得可能
- 料金が割高
ExpressVPNは様々な国に対応しているVPNサービスです。
94か国以上にサーバーを設置しており、南米やアフリカなどVPN対応が難しい地域でも接続できます。
通信の暗号化レベルも高く、インターネット利用時のセキュリティについても強力です。
また、通信速度にも定評があり、動画の視聴や大容量ファイルの送受信もストレスなく行えます。
料金は割高ですが、安全性や解析性を重視したい旅行者にはおすすめのVPNサービスといえるでしょう。
要素 | ExpressVPN |
---|---|
本拠地 | ヴァージン諸島 |
料金(税込) | 月額8.33ドル~9.99ドル |
サーバー数 | 3,000台以上 |
サーバー設置国 | 105ヶ国 |
同時接続台数 | 最大8台 |
対応OS・デバイス | Windows、macOS、Linux、Android、iOS、AppleTVなど |
ノーログポリシー | あり |
返金保証期間 | 30日間 |
セキュリティ性能 | AES256bitを採用 |
通信安定性 | 接続方式の影響で高い |
通信速度 | 接続方式の影響で高い |
\ 30日間返金保証 /
ExpressVPNの評判や口コミについては、以下の記事をご覧ください。
5. ヨーロッパ旅行に特におすすめ「ProtonVPN」
- 無料版でも240台以上のサーバーが利用可能
- 2つ以上のサーバーを経由することで高い安全性を確保
- 無料版では同時接続数は1台のみ
ProtonVPNは、ヨーロッパ旅行に特におすすめのVPNサービスです。
スイスを拠点としており、GDPRをはじめとする欧州の厳格なプライバシー保護法に準拠しているため、高い匿名性とセキュリティが担保されています。
無料版も提供されており、日本のサーバーについても無料で接続することが可能です。
ただし、無料版の場合は接続できるサーバーが制限されることや、単純にユーザー数が多いことで、通信が不安定になりやすいので注意しましょう。
要素 | ProtonVPN |
---|---|
本拠地 | スイス |
料金(税込) | 無料(有料版は月額4.49ユーロ~9.99ユーロ) |
サーバー数 | 240台以上(有料版は6,500台以上) |
サーバー設置国 | 5ヶ国(有料版は110ヶ国以上} |
同時接続台数 | 1台(有料版は最大10台) |
対応OS・デバイス | Windows、MacOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox |
ノーログポリシー | あり |
返金保証期間 | 30日間 |
セキュリティ性能 | AES256bit、キルスイッチ機能などを採用 |
通信安定性 | 一般的な大手VPNの水準 |
通信速度 | VPNアクセラレータで通信速度を向上できる |
ProtonVPNについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
6. 大容量コンテンツの視聴に向いている「CyberGhost」
- 用途に合わせた専用サーバーがある
- 9,600台以上のサーバーを保有
- 特定のサービスが利用できない
CyberGhostは大容量コンテンツの視聴に向いているVPNサービスです。
世界各国に9,600台以上のサーバーを設置している他、ストリーミング専用サーバーなど、用途に併せた専用サーバーも用意されているため、それぞれのコンテンツを安定して利用できます。
そのため、旅行先でも動画やゲームなどの容量の多いコンテンツを利用したい人に特におすすめです。
要素 | CyberGhost |
---|---|
本拠地 | ルーマニア |
料金(税込) | 月額320円~1,790円 |
サーバー数 | 9,600台以上 |
サーバー設置国 | 100ヶ国 |
同時接続台数 | 最大7台 |
対応OS・デバイス | Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Firefoxなど |
ノーログポリシー | あり |
返金保証期間 | 最大45日間 |
セキュリティ性能 | AES256bit、WireGuard トンネリングプロトコルなどを採用 |
通信安定性 | トップクラスの高さ |
通信速度 | 大手VPNよりは一段劣る |
CyberGhostについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
7. 中国でも利用できる「TunnelBear」
- 無料でも機能が充実
- 無料版でも「AES256bit」を採用
- 接続台数が無制限
- 毎月の通信容量が500MBに制限されている
- 無料版では同時接続数は1台のみ
TunnelBearは検閲が厳しい中国でも利用可能なVPNサービスです。
「GhostBearモード」という独自のステルス機能を搭載しており、中国のような規制の厳しい国の検閲システムを回避できます。
また、操作がシンプルで、VPNに不慣れなユーザーでも直感的に利用しやすい点もメリットです。
月額プランのほか、無料プランも提供されており、短期滞在中の利用にも向いています。
ただし、無料プランには最大500MBの通信料上限があるため、大容量の通信をする場合は有料プランを利用することをおすすめします。
キルスイッチ機能の搭載など、セキュリティ面でも機能が充実しており、普段使いにも適したサービスです。
要素 | TunnelBear |
---|---|
本拠地 | カナダ |
料金(税込) | 月額3.33ドル~9.99ドル(無料版あり) |
サーバー数 | 不明 |
サーバー設置国 | 47ヶ国 |
同時接続台数 | 無制限 |
対応OS・デバイス | Windows、MacOS、Android、iOS |
ノーログポリシー | あり |
返金保証期間 | なし |
セキュリティ性能 | AES256bit、キルスイッチ機能などを採用 |
通信安定性 | 大手と比較すると一段劣る |
通信速度 | 大手と比べて遅い |
TunnelBearの評判や口コミについては、以下の記事をご覧ください。
海外旅行でVPNを利用する際の注意点は?
海外旅行でVPNを利用する際は、以下の点に注意しましょう。
- 通信速度が低下するおそれがある
- 利用料金がかかる
それぞれ詳しく解説します。
通信速度が低下するおそれがある
VPNに接続すると経由するサーバーの数が増えるため、どうしても通信速度が低下する傾向にあります。
特に海外旅行中は、物理的に距離が離れている位置から日本のサーバーへ接続することになるため、通常よりも通信が遅くなることが多いです。
そのため、動画のストリーミングや大容量ファイルのダウンロードなどについては、快適に行えない可能性があることを把握しておきましょう。
あらかじめ通信速度に定評のあるVPNサービスを選んでおけば、VPNの利用による速度低下を抑えることができます。
利用料金がかかる
VPNの多くは有料サービスであり、一定の利用料金が発生します。
特にセキュリティ機能や通信速度、サポート体制などについては無料VPNに期待できないため、基本的には有料VPNを利用することになる点に注意しましょう。
VPNの料金は長期で契約するほど月あたりの金額が安くなる傾向がありますが、海外旅行以外で利用しないのであれば、かえってコストが高くなります。
サービスによっては短期の無料期間を設けているものや、1週間などの短期で契約できるプランが用意されているので、うまく活用していきましょう。
海外旅行でVPNを利用する際のよくある質問
海外旅行でVPNを利用する際のよくある質問をまとめました。
VPNを契約する前に、あらかじめ確認しておきましょう。
- VPNの利用は違法?
-
基本的に、VPNの利用自体は多くの国で合法とされています。
しかし、以下の国ではVPNの利用が違法となっているので注意が必要です。
- ロシア
- ベラルーシ
- トルクメニスタン
- 北朝鮮
- イラク
- オマーン
- イラン
また、トルコやモロッコ、アラブ首長国連邦などでは、不道徳行為などでのVPNの利用が違法になっているので注意しましょう。
- 無料のVPNでも問題ない?
-
無料のVPNには通信速度の遅さや接続制限、セキュリティの不安定さがあるため、海外旅行には向いていません。
特に海外旅行中にログイン情報や支払い情報などを入力する機会がある場合は、無料VPNだと性能に問題があることが多いです。
また、無料VPNは日本にサーバーを設置していることが少ないです。
そのため、海外から日本のサービスを利用する用途でも利用できないおそれがあります。
海外で快適にインターネットを利用したいのであれば、有料のVPNを検討しましょう。
あわせて読みたい【2025年6月】無料VPNの人気おすすめ9選!特徴やメリット・デメリットも解説 無料VPNのおすすめが知りたい! 無料のVPNは危険なの? こういった疑問や要望にお答えしていきます。 「無料VPNのおすすめが知りたい」と考えていませんか?種類が豊富... - VPNに接続できない時の対処法は?
-
VPNに接続できない場合は、まずアプリを再起動して接続先サーバーを変更してみましょう。
再起動やサーバーの変更でも接続できない場合、ファイアウォールやセキュリティソフトが原因のこともあるため、設定を一度見直すと良いでしょう。
設定を見直しても接続できない場合は、現地のネットワーク上で利用しているVPNサービス自体が規制されている可能性があるため、別のVPNサービスも検討してみることをおすすめします。
- VPNの使い方は?
-
VPNを利用したい場合、各VPNサービスの公式サイトから契約を行いましょう。
契約が完了すれば専用アプリをダウンロードできるようになるため、ダウンロードしてからインストールを行います。
なお、スマートフォンの場合は契約前にアプリストアからアプリをインストールすることが可能です。
アプリをダウンロードしたら、契約時に登録した情報をもとにログインし、日本をはじめとしたサーバーに接続しましょう。
接続が完了すれば、安全にインターネットを利用できます。
海外旅行中もVPNで安全にインターネットを利用しよう
海外旅行でVPNが必要になる理由や、おすすめのVPNについてお話ししてきました。
本記事で重要なことをまとめると以下の通りです。
- VPNを使えば海外でも安全にインターネットを利用できる
- 日本にサーバーのあるVPNサービスなら日本向けのサービスも利用可能
- 旅行中だけでなく旅行準備中にもVPNの利用は効果的
VPNを利用すれば、海外旅行中も安全にインターネットを利用できます。
また、日本にサーバーのあるVPNサービスなら、日本向けのサービスも日本と同じように利用可能です。
旅行中だけでなく、旅行準備中からVPNを活用すれば、航空券やホテルの予約などにも活用できるので、うまく活用していきましょう。
当記事を参考にぜひ自分に合ったVPNを探してみてください。